団塊の来し方行く末

昭和22年団塊世代。 緑内障が進行し、誤字脱字・誤変換が多いブログですが、ご容赦ください。 オーディオ好きが高じて、定年後に音楽喫茶を開店して11年です。 ジャズ・オーディオ雑誌にも何度か掲載された音の良い隠れジャズ喫茶でしたが 2020.3月に閉店しました。長年のご愛顧に感謝申し上げます。

2020年02月

臨機応変・柔軟な対応とは

 

新型コロナの水際作戦に失敗した日本。初動の後手後手を厳しく批判された安倍晋三は、唐突にも政治家が先頭に立つとばかりに、全国一律の学校閉鎖を要請した。
ところが、これがまた批難ごうごうで、学校閉鎖に伴う様々な副作用への対応策をパッケージで示さないから現場は大混乱である。

小学生高学年以上はまだしも、低学年を抱えた共働き家庭・母子家庭では、子供の面倒を見るために休まざるをえない。安倍は国会で、「有給休暇を取りやすいよう対応してくださいと(企業に)お願いする」と答えた。これが国民の反感をさらに買うことになったが、お坊ちゃまの安倍に国民が怒るわけが理解できない。日ごろから大企業と正規労働者しか頭にないからだろう。

巷は、「有給休暇は労働者が自分の都合で休みたいときに使うもんだ」「有給休暇は各々が使いたい時に使うもの」「有給休暇の意味知ってますか?」「なぜ首相が有休の使い方を指示?」「誰か有給休暇の意味教えてあげて」「有給休暇ではない 休業手当だ」「休業補償が出るという話ならばわかるが」「特別休暇扱いになるのは当たり前だと思う」と大炎上である。

有休を使って休める人は恵まれている。母子家庭の多くはパート従業員で、日給月給だから休めば生活が成り立たなくなる。また介護医療施設では、学校閉鎖で、二割ほどの看護婦・介護士が出勤できなくなり、病院・施設運営に支障をきたすという。

こういった学校閉鎖に伴う副作用対策が安倍の口から全く示されなかった。

挙句の果てに、具体的な対応は各自治体・学校が臨機応変・柔軟に対応してくれとあなた任せの丸投げに出た。なんなんだ・・・・口から出まかせ、思いつきか?

同情するより、カネをくれ!!!

国難を乗り切るために一斉閉鎖要請するのだから、国家が休業補償するのが当たり前じゃないか。それをこれからノンビリ検討するだとノタマう。折から来年度予算が国会で審議されている。本当に安倍晋三に緊急事態の危機意識があるなら、一部の予算を組み替え休業補償・疾病対策に回すべきではないか?臨機応変に対応すべきは、緊急事態の国家なのだ。

新型コロナ対策は、国家存亡の国防危機だとすれば、防衛費の予算組み換えを直ちに行うのが、臨機応変・柔軟な対応というものだ。トランプのご機嫌伺いのための戦闘機購入・イージスアショアの延期だけで数千億から1兆円規模のカネは捻出できる。

ところが安倍は、国民は外出を控え、各家庭の防空壕に隠れ、新型ウイルスの攻撃から逃げろ。その間は、各自、草の根を齧ってでも飢えを凌げ…と言わんばかりの大本営発表である。

中國は国内対策で手いっぱいで、日本列島に攻め込む気配などない。北朝鮮もしかり。であれば・・・トランプにゴマするための軍事拡大より、コロナ対策に予算を回すのが正解ではないのか?トランプだって、日本が大混乱に陥り、アメリカに飛び火されるよりも、コロナの沈静化を望むはずだ。

ラブラブ・コンビに任せた疾病対策

 

2月6日午前8時50分、ダイヤモンド プリンセス号が大黒ふ頭に着岸した。あれから20日あまりたった。武漢からの新型コロナ感染者数は、千名を突破する。3月は、日本中が開店休業から閉店に追い込まれる。これで感染拡大が収まるかどうかは神頼みである。

クルーズ船で隔離された感染者数は695人。下船後に発症した感染者を含めれば約800人に達する。私がブログで予測した最大値に達してしまった。この感染率は、2003年中国広東省に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)の院内感染率に近似している。SARSや武漢の院内感染率を前例にすれば、クルーズ船内での隔離政策で感染が拡大すると想定できなかったのは、厚生省の重大なミスだった。

屋形船やスポーツジム、或いは家族間からの感染拡大からも、密閉された空間にウイルス陽性者がいれば必ず感染すると考えるべきだ、

 

伝染病対策は、患者の早期発見、早期治療と隔離に尽きる。

クルーズ船を含めた日本政府の初期の疾病対策は、この原理原則をことごとく無視した国家の大失態だと国内外から批判されている。失敗を列挙するまでもないが、

乗客・乗員の陽性検査を小出しに行ない、不安を持ったまま密閉空間に長期間閉じ込めた。

閉じ籠めたまま、発熱・発病してもすぐに治療しなかった。

下船まで隠れ陽性乗務員の給食サービスを続け、船内感染を拡大させた。

船内隔離が不徹底だったため、検疫・厚生省役人までも船内感染してしまった。

これらの結果から、安部政権によるクルーズ隔離政策は完全に失敗だったと証明された。早期発見・早期下船隔離していれば、ここまで被害は広がらなかった。

 

何故、感染予防医学のイロハを厚生省はしなかったのか?

厚生省の医官のトップは、内閣官房健康・医療戦略室の次長を兼務する大坪寛子厚生労働省大臣官房審議官(52歳)である。上司の室長は、和泉洋人首相補佐官(66)が兼務している。ウワサのラブラブ・コンビが、官僚トップで陣頭指揮に当たっていたのである。いわば安倍内閣の疾病対策業務は、実質的に安倍晋三の影武者二人が指揮していたのだろう。だとすれば・・・・コネクティングルームで、徹夜で日本国民の健康・医療戦略を練りに練ってきた集大成が新型コロナ対策で実践された。加藤厚労大臣は、この二人のシナリオを忠実に発表する政府のスポークスマンに過ぎなかった。

私も当初は、加藤を高く評価してしまった。だが結局、この一か月間、政治家としての指導力はなにも発揮せず、早期にCPR検査を望む国民・臨床医の悲痛な声を言葉巧みに無視し続けてきた。この男は有能な官僚ではあっても、国家を担える政治リーダーにはなれないことを露呈してしまった。

 

結果として、新型コロナは、感染ルートの特定に失敗し、囲い込みもできす、日本中に隠れ陽性感染者が巷に潜むカオス状態に陥ってしまった。

安倍晋三は、昨日、全国の小中高校を一律春休みまで一か月間休校するように要請した。

だが、韓国の様に希望する国民全員が検査可能な態勢にすれば、感染がない地域まで休校する必要もない。韓国では、ドライブスルー型の検査所が現れた。感染が疑われる場合は、窓越しに検体を採取し、所要時間は数分で、出入りのたびに消毒する必要もないから、医療従事者の二次感染リスクもない。

つまり検査体制さへ整えられれば、無用な学校閉鎖など必要ないのだ。たとえば、韓国・中国人は、原発汚染を警戒して福島には足を運ばない。東北の震災災害地区も感染者は出ていない。日本中を暗闇にする必然性はどこにもない。

全国一律の休校・休業よりも、早期検査体制の拡大こそが、国家のリーダーに課せられた第一優先の急務対策ではないのか?無為無策で一か月間をラブラブ・コンビの官僚主導に疾病対策を委ねてきた安倍晋三。政治不在の一か月間。苦肉の策が、国民皆隔離政策となった。

なお安倍晋三は昨夜の新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた全国への休校要請について「基本的な考え方として示した。各学校、地域で柔軟にご判断いただきたい」と歯切れの悪い尻切れトンボの発言に訂正した。家族の休業補償の目途もなく、思い付きの発言だったのか。口では偉そうに言うが
、庶民にはカネを出さない安倍政権である。

口は出すが、カネは出さない安倍政権

 

臨床医は、CPR検査が絶対に必要だと保健所に要請しても拒否される。立憲民主党が国会で理由を問うと、加藤厚労相はこう答えた。<何がネックになっているのか調査する・・>患者や臨床医の悲痛な叫びから二週間も経っているのに、政府は何がネックなのか把握すらできていない。

ネックは、厚労省の<中国 湖北省や浙江省への、渡航歴がなかったり、滞在歴のある人と接触した人>にCPR検査を限定したことにあった。検査は全額公費だから、国の許可が無いと受験できない。その合否判定は保健所に委ねられたが、上記の渡航歴の縛りを保健所は厳格に適用したから動かない。それを加藤厚労大臣は、拒否は保健所の運用の問題で、政府は217日に、検査の対象を拡大し、渡航歴などがなくても感染が疑われる場合は検査を行うよう全国の自治体に通知したと保険所の責任に擦り付けた。

加藤は、一日3800検査可能な体制を敷いたというが、実態は一日900件に留まっていた。余裕があるのに、検査を拒否していたのだ。無為無策の国家政策のお蔭で、隠れ感染者からヒトヒト感染が広がり、追跡・囲い込み不可能な状況に陥ってしまった。手遅れの原因は、安倍政権の初動ミスによる人災である。

 

何が初動のネックだったのか?

答えは簡単だ。安倍晋三がカネを出し渋っていただけである。

韓国はなぜ13千件もの検査体制が瞬時に整ったのか?文在寅が敏感に国難だと反応し、陣頭に立ち軍隊を導入して、陽性者のあぶり出しに乗り出した。ウイルス対策費を1兆3千億円も計上し、国民皆検査体制と、休業補償・経済対策をいち早く打ち上げたからできた技である。予算があれば行政機関は動く。

では安倍晋三のウイルス対策費はいくらか?・・・・たったの164億円である。このミミッチい国家予算がネックとなって、行政の初動体制が整わず、沖縄から北海道までゲリラのように新型コロナが広がっていった。

感染源の中国の対策費は1兆5千億円といわれる。アメリカも、トランプが24日、新型コロナウイルス対策として、25億ドル(約2800億円)規模の緊急予算措置を議会に要請した。うち10億ドル(約1100億円)超をワクチン開発に充当する。

台湾は、25日、新型コロナウイルスの感染が世界的に広がり、経済的な影響が拡大していることを受け、景気対策など600億台湾ドル(約2200億円)を上限とする特別予算案を可決した。

シンガポールなど東南アジア諸国でも、2千億から5千億円の特別予算を組み、ウイルス対策に取り組んでいる。

対して日本の安倍政権は、たったの164億円だと報道されている・・・・

熱がでたら休めと言われても、日給月給・非正規労働者は無給休暇で、直ちに食うに困るのだ。これでは休むに休めない。通勤電車は相変わらず混んでいる。

韓国では強制的に休業させるが、月額12万円の休業補償を国家が支給し、企業の負担を軽減し、従業員を救済するという。

台湾は、旅行会社やバス会社といった観光関連業者の救済策を予算に盛り込む。

翻って、日本の観光バス会社は、従業員の首を切らず、9台のうち3台を売却して急場を凌ぐという。国が休業補償を一早く決めていれば、つなぎ融資も可能で、バスを手放さずに済んだのではないか。中國観光客に特化した旅館で倒産も出た。

安倍晋三は、インバウンドの成果をあれほど手柄に誇っていたくせに、観光関連業の救済策を打ち出す気配がない。これではコロナが収まっても観光客の受け入れが出来なくなる。

 

口は出すが、カネは出さない。これが国難に対する日本の瀬戸際対策である。

安倍政権は、国難に対処する危機管理能力と危険予知・未来予測機能が全く欠落している。アラブに軍艦や哨戒機を派遣するカネや、役に立たない空母とかイージス アショアなどの予算は直ちに削り、コロナで大打撃を受ける国民と経済回復へ直ちに舵を切るのが政治家の役割ではないのか?

と・・・・いくら安倍晋三に言ったところで、この男のオツムの能力を超えている。

日本列島はこの男と共に沈没するのか・・・・下船も出来ず、安倍に封じ込められた日本人。悲惨な情景が目に浮かぶ。

開かれた韓国と、閉ざされた日本

 

PCR検査を拒否する日本、積極的に行う韓国。これほど権力者の姿勢が真逆なのは、国難に対する危機意識の違いだろう。言い換えれば、国民に真実を伝えて一丸となり国土を防衛するか、戦中の大本営発表のように、事実をネジ曲げて国民をだますかの政治選択に思えてならない。

韓国は感染拡大地区の全市民検査を実施すると公表した。その結果は、歴然と感染者数激増に現われている。韓国は、官民総動員の検査体制で、一日18千の検体を処理し、今日にも感染者数は千人を突破する勢いだ。対する日本は、検査は重症者だけに搾り、韓国の4分の1未満の3,800余りの検査体制を拡大しようとしない。臨床医が検査を必要だとしても、保健所が許可しない。患者はやむなく別の医療機関をあてどもなく受診する。かくして隠れ陽性者からの感染が拡大している。国は熱が4日以上続かない限りは、受診せず自宅で経過観察しろというが、患者は陽性ではないかと不安でたまらない。

安倍政権がやる気になれば、韓国の倍くらいの検査体制はすぐにでも調う国力が日本にはある。だが安倍にやる気はない。職務怠慢、サボタージュ、現実逃避・・・

検体数を増やせば、感染者数が増大するのは間違いなく、真実を国民の目から隠ぺいし、国際社会を欺くための猿智慧である。

実態は、日本の方が韓国よりはるかに感染者数は多いはずだ。ともかく安倍政権の隠蔽動機は、感染を過小評価したいだけである。

 

韓国と日本。どっちが開かれた民主主義国家の対応だろうか?

文政権は、国民に真実を伝え、政府(権力者)の感染予防対策の是非の判断は、国民に委ねる。国民を信頼しているから、事実をありのままリアルタイムに伝えられるのではないか?

だとすると・・・・韓国は優れた民主主義国家で、日本は遅れた民主主義国家である。

安倍政権の7年間の独裁政治で、東洋の先進国だった日本の民主主義は劣化し、戦前の秘密国家に戻ってしまった。毎日公表される感染者数は、矮小化された安倍・大本営発表だから信用できないのだ。これが安倍の理想とする<美しい日本である。

日本会議の櫻井よしこは、優れた日本民族は、この国難を一丸となり乗り越えることで、世界を見返えさせよう・・などと、日本民族精神論を振りかざしていた。そんな精神論でウイルスを撃退できるなら医者などいらない。

 

韓国の感染者数の激増は目を見張るが、国の対策は日本より高く評価され始めている。隠れ感染者を徹底的にあぶり出し、隔離することで、感染拡大を防止する国家を挙げての対策が目に見えるから信頼されるのだ。

対して日本は、感染者は闇の中。疑心暗鬼が渦巻く、手探りで闇の世界をさまようことを国民に強いる政策だ。

安倍政権の対策は、危ないから外に出るな。人との接触を避けろ。ちょっとくらいの風邪など医者に行くな。重症になれ検査して隔離する。と云っ政策である。まるで竹槍で一億総国民の本土決戦である。

 

臨床医は誰しも、新型コロナと風邪の見分けなど医者でも不可能だという。だから診断には、PCR検査のエビデンス(証拠)が不可欠で、初期段階で新型コロナを判断すれば、重症化率も感染拡大も防止できると安倍政策を批判する。

無症状状態では、感染しないと御用学者は宣伝するが、強烈な感染力を持つ新型コロナは、自覚症状が無くても感染すると報告されている。千葉県市川市で発症した3人は、自覚症状もなくジムでトレーニング中に感染した。感染源は分からない。

 

昨日の安倍政権の感染基本対策は、瀬戸際だと警告を発するだけで、内容のない難解な文書だった。長ったらしく、論点をすり替える安倍晋三の国会答弁がまた繰り返された。

このままの国家の無策で瀬戸際に立たされた日本人は、闇の中で二週間を過ごすことになった。思い返せば、昨年の台風で千葉県は、電気のない真っ暗の生活を強いられた。今度は安倍晋三の陰謀により、日本全国民が闇の中をさまよう羽目に陥ってしまった。

どこに闇に隠れた感染者がいるのか手探り状態だから、腕を伸ばして人に触れない範囲で暮らせと安倍晋三は云う。まるで・・・座頭市である。

加藤厚労大臣は、卒なく官僚答弁に秀でるが、政治家ではなく、安倍政権のスポークスマンに過ぎない。厚労省の省益を代弁し、国民の利益を代弁する政治家ではない。

こんな無為無策で、瀬戸際に立たされた日本が、乗り切れるとでも思っているのだろうか?

 

では、、民主主義国家ならどうすべきか?

韓国の様に、闇に隠れた感染者を可視化させ、国民へ公開することで接触感染を防止することである。陽性者は自宅で監査し、発熱症状がでたら直ちに治療する。さすれば現状で利くかもしれない治療薬を投与し、重症化率は軽減できる。

感染予防の第一歩は、疑わしき者全員のPCR検査により、感染者を可視化し、お天道様の下で隔離する対策に尽きる。

だが安倍晋三は、この一か月間、官僚の言うままに厚生省の官尊民卑の権益を優先し、理由もなく民間検査活用を拒み続けてきた。

クルーズ船入港前に、PCR検査の民間委託・拡大政策を行なっていたら、隔離中の高齢者は死なず早期治療が受けられた。早期の下船による船内感染拡大も防止できたはずである。

安倍晋三の後手後手の政策で、感染は拡大し、死者も増加した。自民党も官僚も、いつもながらの権力へのゴマすりで安倍を庇い続け、PCR検査の民間委託・拡大を叫ぶ臨床医と国民の声を無視し続けている。

残念だが、二週間後は、手が付けられないほど感染は拡大すると、私は予測せざるを得ない。感染拡大の原因は、安倍晋三の反民主主義・独裁政権にある。

追伸
昨日の安倍声明では、院内感染防止のため、慢性患者の医薬は診断なしに処方箋を発行すると言っていた。私は緑内障の眼圧コントロールのため、点眼液が欠かせない。診断と言っても眼圧チェックだけなので、早速電話で処方箋をお願いしたら、ダメだと断られた。院長の方針で、診断しない限り薬は処方しないと窓口で云うのだ。
安倍晋三は偉そうに言ったが、末端まで厚労省からの通達は届いていない。私だって・・・隠れ陽性者かもしれない。点眼しないと眼圧が上がるから、受診しに行くが、今は混雑して1時間くらい待つという。12時ころなら空くと云うので受診したら、待合室でゴホンゴホン咳する人がいて思わず顔をそむけた。
瀬戸際だというのに、口先だけの話しなのか?

二兎を追うもの、一兎も追えず

 

この峠を越えれば・・・青空が見えるのか?それとも・・・・

政府はここ12週間で収まるか。拡大するかの瀬戸際だと対策を公表した。

だが相変わらず、PCR検査は肺病に罹った重傷者だけが対象だと、民間検査拡大策を拒み続けている。

医師は、診断が出来なければ、適切な治療は出来ない。軽傷段階で早期に陰性が判明すれば、そこからの感性拡大を封じ込めることもできる。感染拡大防止には、早期発見と隔離策で周辺への濃厚感染を遮断することにある。陽性が確認されれば、自宅待機で経過観察し、重症化する前に治療方針も立てられる。的確な診断無くして治療は出来ない。医療のイロハなのだ。それを・・・なぜ国は検査拡大を拒むのか、民間検査できない理由が全く理解できないと首を傾げる。

 

昨日の私のブログで書かせていただいたように、感染者数を実態より矮小化する事が国策として優先されているとしか私には思えない。

民間検査機関の活用で、検体数を拡大することは簡単だが、事実を公表して風評被害が広がるのを安倍政権は恐れている。それもこれも、新型コロナウイルスの感染のメカニズムと、有効な治療法が見えないからだ。

世界の人々は感染が自国に広がるのを恐れている。民間検査まで検体数を拡大する決定は、東京五輪中止もやむを得ないと、安倍晋三が腹を決めたときだろう。

だが安倍晋三は、隠れ感染者は軽症で治る確率の方が重症化率より多いから、臭いものにフタで、事実を隠蔽することにした。検査さえしなければ隠ぺいとは言えない、見て見ぬふりをするだけだ。

一か八かで、ここ二週間は、拡大が沈静化するのを神頼みする賭けに安倍晋三は出たのだろう。なんせバクチに経済再生を託す安倍晋三である。

東京五輪という目前の重大行事が無ければ、PCR検査の民間委託拡大政策は、一か月以前に決定していたのではないか。

結局、安倍政権は、「これからの1~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」だとし、「1人が多数の人に感染させる事態を防ぐため、手を伸ばしたら届く距離で一定時間以上、多くの人が会話するな。」との注意喚起だけで様子を見る対策を仰々しくも発表した。

少人数で会食しただけで、隠れ感染者からの濃厚感染は確実である。都会で仕事し生活している以上は、政府の対策など護ることはできない。相模原市のJR駅職員の感染は家族全員に移ったが、感染経路は不明である。

国は自己防衛しろというが、感染者の特定情報を隠しているので、近隣にいてもわからない。

感染拡大を予防し、東京五輪を開催したい。それは誰だって願っている。

だが感染拡大には、早期の感染者発見による隔離政策で、ウイルスの沈静化を促進することしか対策はないはずだ。民間検査委託拡大こそが国の政策だったが、時すでに遅い。

<二兎を追うもの、一兎も追えず>、「虻蜂取らず」ともいう。

先人の格言によれば、安倍政権の政策は、感染拡大も防止できず、東京五輪も中止せざるを得なくなる。と言った先人訓ではないだろうか?

安倍政権の陰謀?それとも隠蔽か?

 

新型コロナウイルス検査(PCR)は、なぜ公共検査機関しかできないのか?しかも検査するか否かは、自治体の保健所が許可権限を握って離さない。すなわち感染者数の公表は、国家機密で国家統制下に置かれている。

報道番組では、重症者に限らず、医師の判断でPCR検査できるように民間検査機関を活用すべきだ。これは官尊民卑だと批難ごうごうである。少なくとも、肺炎患者で医師が必要とする患者には、PCR検査体制は当たり前である。能力的に民間検査機関の体制は整っており、安倍政権が許可すれば、今日からでも万単位でのPCR検査体制は整う。

だが、安倍政権は絶対に民間検査を許可しない。なぜ頑なに民間参入を拒むのか??・・・・

 

すでに万単位で隠れ感染者が全国に散らばっていると、専門医師たちは推定している。蔓延しているから隔離政策など意味がないとも言っている。私は万単位どころか数十万人に達しているのではないかと疑っている。中國なんか全人民を検査すれば100万人を軽く突破するはずだ。人口は日本の十倍だから比較すれば、日本の現在の感染者数は、武漢の一か月前よりも多くなる。そこで日本の一カ月後を予測すれば、現在の武漢並みが想像できる。つまり、いくら抑えても、一か月後に全国で数千人の陰性者が検出されると覚悟したほうがいい。

だからもし、検査範囲を現在よりも拡大すればどうなるか?

日本は韓国をすぐに追い抜き、数千人の陽性保菌者がいると、世界中に公表されることになる。

さすれば・・・国際的にどのように報道され、各国政府は、日本をどの様に扱うか?

間違いなく日本への警戒レベルは、中国武漢並みの危険地帯に指定される。渡航禁止・入国禁止。むろん東京五輪は中止である。

実は日本の高度な医療・保健・検査レベルなら、感染者の特定など、やる気になればお茶の子サイサイではないのか?だから、あえて検査体制が整わないフリをして、検査資格を重症者だけに限定している‥‥のだとすれば・・・・これは・・・・安倍政権の陰謀?それとも隠蔽か?・・・と疑いたくなる。よく言えば・・・高度な政治判断だとも。

 

今回の新型ウイルスの感染力は想像を超える。

陽性であっても無症状な健常者がほとんどで、症状が出た中から重篤になる確率は1割程度で、かつ致死率がその中の1%程度だとすれば・・・通常のインフルエンザ並みとも言える。要は、ワクチンと特効薬さえできれば、騒ぎは収まるのではないか。

韓国の文政権は安倍晋三と違い真面目だから、弁当箱の隅々までほじくるように検査レベルを上げている。故に陽性患者数が日本より多い。だが・・・日本の安倍晋三は、生まれながらに狡賢く、出来は悪いが世渡り上手で、事実を隠蔽する悪賢さにかけては天下一品で浮世を過ごしてきた。

悪魔くんが安倍晋三にささやく。

ウイルスの全員検査をする国などどこにもない。まともにやって、まともに発表することで、風評被害は広がる。それを差別だとか、村八分だとか言っても始まらない。人間って、怖がりで、偏見に満ちた魔女狩り好きな下等な生き物だ。

五輪競技ではないのだから、真面目に感染者の数を競うこともない。検査対象を極力抑え込む政策は、国益なのだ・・・・と、私の妄想を掻き立てる。

世の中には未知のウイルスなどウジャウジャいるのだ。対処療法さえ出来上がれば、インフルエンザのように、全ての医療機関の簡易検査で陽性かどうか瞬時に判断できる。

だが・・・まだ体制が出来ていない。それまで、感染者数は国家統制するしかない。

そこまで腹をくくって安倍晋三が、鈍感ブルのか?それとも本当の鈍感なのかはわからない。政治は全て結果責任である。
だが言えることは感染者の拡大は、いくら隠ぺいしても防ぎようがない。重篤になる前に陰性か陽性を早く国民に知らせることが、国民の命と安全を守る方策だと医者は断言する。

いま私たちにできることは、出来るだけ集団感染から距離を置くことだ。創価学会の集会を心配していたら、昨日のお客さんから、学会は先週から集会禁止令が出て、当面は集会しないから安心してほしいと言われた。共産党は集会禁止とか自粛は出ていないようだ。ともかく感染予防は、ヒトヒト接触感染をしばらくは我慢し、ウイルスの死滅を待つしかないようだ。

棺を蓋いて事定まる

 

野村克也が亡くなり。様々な追悼番組が放映されている。改めて野球の指揮官としての野村克也の偉大さに気付かされる。生前はあのカミサンの強烈な背後霊に隠れて、野球人としてより、夫婦漫才で財を成したのかと思われた。野に咲く月見草から球界の歴史を塗り替え、多くの野球人を育てた名伯楽ぶりは、金田・長島・王にもない指揮官としての才能である。

野村語録に<自分の持っているイメージと違うとすぐ矯正しようとする。こんな上司のもとにいる部下は不幸>という言葉がある。野村は、自分の物差しに当てはまらなくても、選手の個性を見抜き育てる才能に秀でていた。

失敗の責任は指揮官にある。野村はぼやくことはあっても、選手に責任を転嫁しなかった。

<命令するからには、全責任は監督にある。つまり、クビになるのはおまえでなくワシや。だから、失敗してもいっこうにかまわない。おまえの失敗はおまえを使ったオレが悪いのだから、全てを出しきり、結果は神にゆだねろ。

 

野村は、選手起用の全責任を負うために、私情を挟むことを嫌った。選手とは飲食など共にすることなく、選手の状態を観察し、相手の情報を分析した戦略・戦術に応じて起用した。

<失敗の根拠さえ、はっきりしていればいい。それは次につながるから>と。

時には厳しく叱ったが、選手は野村の愛情を感じていたそうだ。

<「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒られているというとらえ方をする。

野村はこうも言う。<どんな人間にだってプライドがある。まずはそこを認めてやらないと>。なかなか、懐の深い言葉である。

今、野球界には、野村の下で育った選手で監督・コーチを務める方が多い。

「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す。」というが、まさに野村に贈る言葉である。味のある昭和のオヤジがまた一人消えた。合唱・・・

反省なくして進歩なし

 

<目くそ鼻くそを笑う>というが、コロナ感染者の数で日本と韓国が、断トツの中国を追って、23位の座を争っている。つい先日まで韓国は、日本の対応を鼻で笑っていたが、クルーズ船を除けば一気に不動の二位を確保しそうな勢いである。ここは競り合うことなく、韓国に勝ちを譲りたいものだ。これが五輪競技なら、アジア勢の活躍を讃えるところだが、アジア人同士、同病相憐れむ、お互いに協力し合って、ウイルスを撲滅したい。

韓国の新型肺炎感染者は、200人を超へ、新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会に通っていた信者の間で感染が広がっている。大邱市の調査に、500人以上の信者が何らかの症状があると答えており、今後の検査でさらに感染者が増える可能性が高い。韓国政府は、南東部の大邱(テグ)と慶尚北道(キョンサンプクト)清道(チョンド)地域を感染症の「特別管理地域」に指定し、重点的な厳戒態勢を敷いた。しかし韓国では、大量発生の感染源は日本から帰国した信者の一人だと、いかにも日本渡航が危険であるかの如きウワサが広がっている。なんでも、かんでも日本憎しに問題をすり替える。困ったもんだね。

 

それにしても、今回の新型肺炎の感染力は強烈だ。

神さまと言えど、仏様様と言えど、日蓮上人と言えども、お題目を唱和しても防げない。却って集会で集団唱和することで感染が拡大する。日曜礼拝などは、池田大作先生の号令で中止した方がいい。ここ国立の谷保天満宮の梅見の会も中止になった。せっかくいただいた甘酒とオデンの券も使えない。命あっての物種である。現世利益を追うなら・・・神頼みと言えども、外出は控えた方がいい。

いくら集会で大人数が集まったからと言っても、飛沫・接触感染だけで、たった一人から韓国でこれほど多量(100人以上)の感染発生は考えられない。せいぜい一人から10人程度だろう。韓国の新興宗教のケースが一人から広がったとすれば、エアロゾル感染を疑うべきではないか?

北海道富良野でも小学生二名の感染者が出た。埼玉でも未就学児童に感染者が出た。

子供は罹りにくい。重篤にならないなどは、誤った予断に過ぎず、インフルエンンザ並みに拡大を警戒すべきだ。

 

クルーズ船内の隔離については、神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授が動画で、クルーズ船内はウイルスに汚染されたレッドゾーンと安全なグリーンゾーンが分けられておらず。本部の中に防護服を着替える場所があり、専門家も常駐させない「ものすごい悲惨な状態」などと指摘した。

これに反発して、菅官房長官は、「船内の管理は感染管理の専門家が常駐しており、ゾーニングも行い、適切に管理されていた。」と発言。加藤厚労相も「現地の職員によれば、区域管理もしっかり行われている」と擁護した。

安倍内閣は、どいつもこいつも保身の言いわけばかりだ。しっかりと隔離管理していたはずの厚生省と内閣官房の役人が罹患していながら、よくまあ・・・適切に隔離が行われていたなどと、ウソが言えるものだ。足元に火事が移っているのに、事実を捻じ曲げる。こんな嘘っぱちでごまかそうとするから、日本政府は世界中から信用されないのだ。安倍晋三のポチ私設報道官の田崎史郎も、最近は庇いきれずに投げやりの解説が増えてきた。飼い犬のポチですら、安倍のドロ船から逃げ出している。

ほんまに・・・これ以上の感染拡大が防止できなかったら、諸外国から出入国禁止国家に指定されてしまう。水際で食い止められなかったことを反省するどころか、適切だったと居直る始末だ。

ロンドン市長選では、日本での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今夏の東京五輪・パラリンピックをロンドンで「代替開催」する案を提唱する候補者も現れた。ロンドン市民に懸念があるから選挙に利用する。小池都知事は、記者会見で不快感を現したが、外国の通信社からは、今後、感染拡大が収束しなかった場合、どのタイミングで東京2020大会の中止や延期を判断するのかに質問が集中した。海外の注目は、いつ東京五輪中止が決定するかの特ダネに軸足を置きだした。小池百合子が反発したい気持ちはわかるが、これが海外の日本を見る本音だと真摯に受け取るべきだ。

 

松下幸之助は、『反省なくして進歩なし』の名言を残した。誰にでも失敗はある。失敗の原因を正しく分析し、改善することで進歩がある。これは経営の哲学である。

しかるに安倍政権は、これまで事実を全て隠蔽し、改ざんし、都合の悪いことは記録からも、記憶からも消去させてきた。その作業に協力した官僚は出世をエサに取り立て、検察庁の定年を延長し、更には天下り先まで懐柔した。大手の企業では、軒並みキャリア官僚が役員並み以上の待遇で採用されるが、仕事もなく暇を持て余している。税金泥棒が企業の用心棒で雇われる構造だ。昭和の官民挙げての護送船団方式が、令和の御代に復活しているのには驚いた。これでは日本は衰退する訳だ。

明治維新以来、日本を支えてきたのは、高い職業意識の行政官僚だった。汚職が当たり前のアジアに あって、これほど汚職の少ない国家は日本だけと言ってよい。いい意味で三権分立(立法権・行政権・司法権)が、独立した有能な官僚機構により維持されてきた。それが・・・・安倍晋三独裁政権により、好き放題に憲法解釈・法律解釈で立法が改ざんされ、行政官僚も司法も、安倍のエサに群がるポチに飼い馴らされてしまった。腐った鯛(というより雑魚)の安倍晋三と、腐った官僚機構。日本を支えてきた屋台骨まで腐りかけている。

国内外から白い眼で見られているのに、過ちを反省せず、居直って正しいと反論する。反省なくして進歩なし。もう・・・だめです。

 

私は心配性のA型人間だから、国際世論の高まりを背景に、IOCが東京五輪中止を決めるのではないかと、本当に危惧している。このままでは開会式・閉会式のマスゲームの集団練習すらできない。混雑する室内競技など、エアロゾル感染源である。選手村の食堂は、クルーズ船と同じではないか。宿舎も個室ではない。マスクして陸上競技ができるか。格闘技は接触感染そのものだ。スポーツは、接触・飛沫・エアロゾル感染なくしてはありえない競技だ。日本中に感染者が闊歩している。予選を通過にしても決勝で発熱したら・・・・

はっきり言おう。今の状態では、九分九厘、五輪開催はムリだ。

安倍政権は、これだけの危機意識が全く感じられない。腐った鯛の頭を筆頭に、全閣僚・前官僚の感覚がマヒしている。

小泉進次郎くらいはと思っていたが、新型コロナウイルス対策会議をサボって、地元の新年会に夫婦そろって出席し酒を飲んでいた・・・・何が育休だ。幼児は純一郎ジイサンに預けたとでも?育休なんてものは、とも働きの庶民がとるものだ。高給取りで暇ばかりの国会議員がとる制度ではない。これで人気がとれると思ったら大間違い。ムカつくぜ。

それもこれも、危機管理ができない安倍晋三に権力を与え続けた日本国民への天罰かもしれない。五輪中止は、私の杞憂であってほしいと願うが、どうなるのか。

新型も旧型も初動で根絶を

新型コロナウイルスだから旧型はあるに違いない。

調べてみたら、コロナウイルスはニドウイルス目コロナウイルス科オルトコロナウイルス亜科Subfamily: Coronavirinae)に属するウイルスで、哺乳類鳥類病気を引きおこすウイルスとあった。 ヒトでは、コロナウイルスは風邪を含む呼吸器感染症を引き起こす。SARSMERS、今回の武漢ウイルスのCOVID-19)は、重篤な呼吸器障害(肺炎)を引き起こし死に至らしめる。コロナウイルスは、ニワトリ・豚・牛、ねずみ・野生動物に幅広く棲息していて、それが変異し人に感染すると、SARSMERS、今回の武漢ウイルスのような人騒がせの感染症になるようだ。

SARSが発生した中国広東省(珠江デルタ地帯付近)の感染源は、キクガシラコウモリではないかと疑われ、中東を発生源とするMERS-CoVはヒトコブラクダだと考えられている。

 

武漢ウイルスの病原については、発生源に近い市場で食用に販売されているタケネズミやアナグマではないかと疑われている。

ところが、中国広東省広州の華南理工大学生物科学と工程学院の肖波涛教授は、華南水産市場から280メートルの至近距離にある武漢疾病対策予防管理センターから流失したウイルスではないかと論文発表された。だがこの論文は、当局により削除され、教授もどこかに消えてしまった・・・と伝えられる。

教授が発生源とする根拠は、

<武漢疾病予防管理センターは2017年と2019年、実験用に多くのコウモリを捕まえた。2017年には湖北省・浙江省などで約600匹のコウモリを捕まえたが、この中には重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスを持つキクガシラコウモリも含まれていた。当時、同センターの研究員は、勤務中にコウモリに噛まれたり尿をかけられたりしたと話した。同センターはコウモリの細胞組織を分離させてDNAとRNA配列などの研究を行ったが、ここで出た汚染されたゴミがウイルスの温床になった。>とするものだ。

さらに、<新型コロナの天然宿主である「キクガシラコウモリ」は武漢から900キロメートル離れた雲南省・浙江省などに棲息していて、食用としては特に使われていない点を挙げた。また、武漢市政府の報告書や武漢市民の証言を総合すると、華南水産市場でこのようなコウモリは扱われていなかった.

今回の武漢ウイルスが、SARSからの亜種で、感染源がキクガシラコウモリだとすれば、肖波涛教授の説は説得力ある話だ。しかし、そうであれば中國政府はズサンな管理責任を世界中から非難される。むろん12億の中国人民も黙ってはいないだろう。

私は、食用にされるタケネズミやアナグマ発生説には、当初から疑問を抱き、一種の細菌兵器用に培養されていたウイルスの漏洩を疑っている。なぜなら、武漢市華南水産市場では、中国4千年の歴史で、悠久の古代から生きた野生動物を食用に販売されてきたからである。それが突然にヒトに伝染するウイルスに変異し、爆発的に感染が広がった。4千年も食べてきたのに・・・どうも腑に落ちない。不衛生の環境なら、現代社会は古代よりはるかに改善されている。もしタケネズミやアナグマからなら、遠い昔にヒトの体内抗体が出来上がっているはずで、爆発的な感染などおきないのではないか?

例えば、我々日本人が海外で水道を飲んだだけで下痢を起こすが、地元の人は雑菌への耐性ができていて平気である。武漢でこれほどの大流行となったのは、武漢住民にウイルスへの耐性がなかったからではないか・・・・つまり外部から持ち込まれ、水産市場で拡散された。

いわゆるテロではなく、武漢疾病予防管理センターのズサンな管理で廃棄された検体ゴミから、ゴキブリ・ネズミなどを介して近隣の市場に持ち込まれ拡散したのではないか?

だとすれば、一番大切なのは、中国の公衆衛生の徹底のように思われる。武漢ウイルスは、飛沫・接触感染だけでなく、糞尿感染も危ない。下水管路を経由してゴキブリ・ネズミなどが媒介したとすれば、急速に蔓延した理由もわかる気がする。糞尿の混じった下水が十分に浄化されず河川に流入したとすれば、このくらいの爆発的な感染はあり得るのではないか。

病院内やクルーズ船内・屋形船・バスなど密閉空間で濃厚感染率が高いのも、エアロゾル感染を疑うべきだ。エアロゾルの場合は、花粉症に近いからマスクの予防効果は高いはずだ。

死亡率が低いから安全ではない。マスクはあまり役に立たないとはウソ臭い。役に立つから増産している。政府と自治体は、下水からの拡散予防も強化すべきだ。

アメリカは、日本を渡航注意国に指定したそうだ。日本からの渡航者も検疫が厳しくなる。またロンドン市長選の候補者は、東京五輪の代理開催を選挙で叫んでいる。東京五輪の開催を日本政府は危ぶんでいないが、マラソン開催を札幌に変更させたIOCである。選手の健康管理を考えれば、このままの状態で感染者が増えれば中止の決定が下らない保証は何もない。

クルーズ船隔離の日本政府の対応を国際世論は批判している。にも拘わらず、批判を受け止めない安倍政権は、適切な対応だったと繰り返すばかりだ。如何に日本政府の対応がいい加減で、ズサンだったかは、厚生省・内閣官房の役人が船内感染したことからもわかる。安倍政権は、危機管理に鈍感すぎる。

 
先ず日本政府は、日本国民の希望者全員の感染検査体制を全力を挙げて調えよ。

四の五の言わずに、民間活用で完璧な検査体制をすぐに整備しろ。

陰性者は、自宅で待機せよ。陽性でも大多数は無症状で体内免疫力で退治できる。発熱したら病院で治療。こうして早期に武漢ウイルスを日本から根絶するしかない。

過小評価で迫る国難危機

 

WHOは間違った情報を意図的に流しているのか?だとすれば中国政府と同じ隠ぺい体質で、その情報を基に対策を進める安倍政権は、国民を危険に導いている。

先ず疑うべきはWHOが、今回の新型コロナウイルスがSARSより致死率が低いから安全だとする発表である。

冗談じゃない。私はSARSよりはるかに危険で、重篤だと思っている。比較するまでもないが、SARSは、2002年11 月〜2003年8月に中国を中心に8,096人が感染し、うち774人が死亡している。中國国内の院内感染封じ込めで、日本には伝播せず8カ月で収束した。この内、中国国内の医療従事者の感染は、1,707人(21%)と極めて高かった。

院内感染率21%の高さは、今回のクルーズ船の艦内感染者数とも比例している。
つまり日本政府はクルーズ船を隔離した時点で、
SARSの院内感染率を想定し、800人くらいの感染者が出ると予測すべきであった。私の当初のブログでも最大800人と想定していた。厚生官僚の予知予測能力と想像力の欠如が初動態勢で、全員検査体制の遅れにつながり、隔離中の感染者拡大を招いた。菅官房長官は、初期対応は適切だったと自己弁護するが、まさに安倍政権の隠蔽体質である。国内は騙せても、国際的批判は高まっている。


では今回の武漢ウイルスはどうか?
感染者は発生から2カ月で約8万人以上、死者は2,000人にも達し、収束の気配は見せない。感染者数が多いから死亡率は低くなるが、SARSとは比較にならない爆発的な感染率と死亡者数で、世界的な影響力も比較にならない。WHOの忖度発表が初期対応の遅れを招いてしまった。

つまり今回の武漢ウイルスは、SARSの感染力より10倍も強力な感染力を持つ変異したコロナウイルスだと判断できる。しかもSARSは、日本の感染を阻止できたが、今回はクルーズ船感染者を含めて700人以上が国内の病院に隔離されている。しかも感染源不特定患者が毎日増加して止まらない。最終的には数千人は感染者が拡大すると考えて対策を立てるべきだ。流行性感冒の方が致死率が高いというが、それで国民が安心するのか。

SARSが鎮静化するまで8カ月かかった。今回は感染者数がたった二カ月で10倍を超えている。鎮静化するまでは1年以上かかると覚悟すべきだろう。

また温かくなればウイルスの活性は落ちると楽観していたが。気温が30度を超えるシンガポールで80人もの感染者が確認され、日本につぐ感染者数となっている。私は温かくなる4月になれば落ち着くとタカをくくっていたが、どうも夏まで危ないみたいだ。

ヒトヒト感染率がSARSより10倍強烈な武漢ウイルスで、特効薬が無いとなれば、出来るだけ感染予防するしか対策がない。

 

SARSの2003年に厚労省が発表した対策は、

≪患者の早期検知と即時隔離と、接触者の自宅隔離(検疫)以外には、特に有効な予防措置はない。一般的呼吸器感染症の予防策として手洗い、うがい、マスク着用、体力や免疫力の増強をはかる、人混みへの外出を控える。>であった。

 

17年前と、今回では全く対策は変わらない。SARSがいつの間にか鎮静化したため、感染の根本原因も治療薬も開発されずに終わってしまった。つまりSARSの教訓が今回まるで生かされなかった。生かされなかったどころか、17年前の小泉内閣の危機管理能力より、安倍内閣の危機管理能力が劣っているから国内感染が拡大している。
安倍政権の最大の失敗は、【
患者の早期検知と即時隔離】が出来なかったことだ。検査体制を拡大しなかったために、早期発見が遅れ、隔離が出来なかった。それが感染源不明の感染者が広がった最大の理由である。

全閣僚参加の対策会議では小泉進次郎初めに3閣僚が代理欠席し、地元イベントに参加している。国家を挙げて取り組んでいる東京五輪が中止の瀬戸際に立たされ、国民の生命が危険に陥っている国難だとの危機意識が、全く欠如した安倍内閣である。緊張感がないのは、安倍晋三の指揮官能力がないせいだ。腐った魚の頭だから、身まで腐りきる。

手洗い・マスクなど自己防衛は国民の自己責任だとしても、<患者の早期検知と即時隔離>と、<人混みへの外出を控える>対策は、全省庁を挙げて取り組むべき課題だ。

それを・・・・代理でも用が足りる・・・産休を取ると公言し、緊急の公務は代理に任せ、小泉進次郎は地元後援会の新年会で酒を酌み交わしていた・・・・野党から追求されると安倍晋三と瓜二つの話しのすり替え答弁で要領を得ない。挙句の果ては、開き直ってスネた態度で反省すると胸を張る。進次郎はオヤジのそっくりさんかと思っていたら、安倍晋三の物マネも得意である。これが自民党を背負う若手NO1である。

もう・・・限界だね。・・・安倍晋三は・・・・

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