団塊の来し方行く末

昭和22年団塊世代。 緑内障が進行し、誤字脱字・誤変換が多いブログですが、ご容赦ください。 オーディオ好きが高じて、定年後に音楽喫茶を開店して11年です。 ジャズ・オーディオ雑誌にも何度か掲載された音の良い隠れジャズ喫茶でしたが 2020.3月に閉店しました。長年のご愛顧に感謝申し上げます。

2019年03月

冷静に見るべし日韓問題

インターネットを立ち上げるとYAHOOが表示される。すると<あなたへのおすすめ>の記事がずらずら並び、その八割が<朝鮮日報・日本語版>なのだ。
<あなたへのおすすめ>とあるから多分、私が興味をもってクリックする記事をパソコンが分析して、勝手にセレクトして表示するようだ。
 
それで、朝鮮日報って何だろうと、ウイキペディアを見たら、<朝鮮語読み: (チョソンイルボ)は、大韓民国日刊新聞東亜日報と並んで韓国で最も歴史が長い新聞社であり、発行部数は韓国最大である。>と出ている。
日本で言えば、朝日・毎日・読売みたいな大新聞らしい。
更に<編集性向は保守的右翼であり、韓国の新聞の中でも強硬派に属する。金泳三政権までは政府に好意的な記事が多かったが、金大中政権・盧武鉉政権時代は政府に批判的な言論が増えた。その後の保守派の李明博政権・朴槿恵政権には好意的であった。現在の文在寅政権に対しては極めて攻撃的・敵対的な姿勢をとっている。そのため、保守・右派層、既得権層、財閥、民族主義派からは支持を得ているが、左派労働組合からは批判を受けている。>と書かれていた。
確かに、内容は、文在寅政権に対して批判的な姿勢の記事が多い。

その中から、朝鮮日報が報じる尹平重(ユン・ピョンジュン)韓神大教授(政治哲学)の論説を少し長くなるが紹介したい。
【民族主義的な歴史政治が火を噴いている。親日積弊清算を望む大衆の感情的要求と、北朝鮮と共に韓半島(朝鮮半島)の平和を実現させようと考える「我らは同じ民族同士である」という情熱がそれだ。
歪曲された韓半島の現代史を正す「百年戦争」の熱望が歴史戦争をあおる。そのようにして親日積弊清算運動が大々的に繰り広げられている。「我ら同じ民族同士」という情熱は2回目の米朝首脳会談の決裂で一息ついているだけで、いつでも再び火がつく可能性がある。
今の反日感情と「我ら同じ民族同士」という感情は典型的な「官製民族主義」(official nationalism=公定ナショナリズム)の所産だ。「官が主導する民族主義」だからといって、政府が国民に一方的に民族感情を注入しているわけではない。
大衆が民族主義的な感情を既に心の奥深くへと内面化させているからだ。日本の植民地統治と分断からはじまった痛恨の歴史の経験は、韓国人の民族主義的な感性を極大化させた。我々の民族感情が平和志向の抵抗的民族主義だったという史実が、韓国の民族主義の正当性を一層強化した。今や韓国の民族主義は神聖不可侵の聖域となり、その逆鱗に触れようとは誰も思わない。官製民族主義が繁栄する最適な土壌なのだ。
(中略)
しかし、官製民族主義には致命的な毒素がある。
権力は失政を隠し、政権の正統性を高めるために民族主義を悪用する。維新体制(朴正煕パク・チョンヒ〉政権体制)は政府の主導により民族主義史観を最大化させ、当時の朴正煕大統領の独裁を正当化した。
北朝鮮は金一族による世襲政権を擁護しようと、我ら民族の歴史全体を「金日成(キム・イルソン)民族」の主体(チュチェ)史観に変質させた。官製民族主義の最大の弊害は、現実の不平等と貧困、格差拡大と政権の無能といった真の問題を隠ぺいすることにある。
ロシア・中国・トルコ・ベネズエラで見られる通り、水平的兄弟愛で結ばれた架空の民族概念を政権があおり、深刻な体制矛盾を隠すことが官製民族主義の本質だ。
 しかも、文在寅(ムン・ジェイン)政権は我々の生死が懸かっている南北問題まで官製民族主義で粉飾しようとしている。「我ら同じ民族同士」という民族感情に訴えて北朝鮮の核危機をほぐし、韓半島の平和体制を構築しようという図式は美しく見える。

しかし、民族感情で南北関係を解決しようとしている文在寅大統領の官製民族主義は出発することすら難しい。「金日成民族」であることを強調する北朝鮮の民族主義と、韓民族を掲げる韓国の民族主義が歩みを同じくするのは原則的に不可能だからだ。三・一節(独立運動記念日)と上海臨時政府樹立100周年を共にたたえる提案を北朝鮮が受け入れられなかったのには思想的な理由があったのだ。

 文在寅政権の官製民族主義は民主主義を脅かす。

親日積弊清算が民衆の同意を背負った韓国版文化大革命に飛び火すれば、三権分立と法治主義は崩壊する。政権が閉鎖民族感情をあおる国は例外なく政治後進国だ。南北の国家理性の緊張を無視した官製民族主義は、韓国の安全保障を総体的危機に追いやる。経済の失敗と国政の乱れを隠すための文在寅政権による官製民族主義が国を滅ぼす。「我ら同じ民族同士」の国粋主義的民族主義が、歴史に対する反動でないわけがない。今こそ植民地コンプレックスと永遠に決別する時だ。】

日本には、過激な反日報道ばかりが氾濫しているが、韓国の最大新聞は、極めて冷静な分析を報道し、それを受け止める知的な読者層が韓国人の多数派を占めることを日本人は知るべきだろう。
日本でも安倍晋三と日本会議の右翼行動ばかりが海外で報道されれば、間違った日本人観を、海外で抱かれれてしまう。
文在寅の行動をもって、嫌韓感情を抱くのは私も同じだが、それが韓国人の良識ではないことが、この記事から理解できる。感情に煽られることなく両国民の良識を信じて行動したいものだ

5休2勤の趣味は果てなし

正月から平日は全休、土日だけ5時間ほど店を開く営業に切り替えています。名実ともに趣味の店となり、肩の荷もすっかり降りた感じです。
喫茶店の営業も来年3月末までと決めました。
最近では、来店者に音楽喫茶ですとお断りしてからご案内しています。
というのも、昭和の名曲喫茶とジャス喫茶の雰囲気を保ちたいので、音楽以外の会話を楽しみたい方にはスピーカーの音が大きくて邪魔になるからです。
反対に云えば、音楽を聴きたい方には、会話の声がうるさい…からです。3名様以上の来店もお断りしています。会話が弾み、どうしても声が大きくなるからです。
 
来年からは、常連さんとの音楽の交流を続けるために、会員登録を頂いたメンバーさんと紹介者による音楽同好会を発足しようと考えています。
飲食店ではなく、趣味のサークルに場所を提供するだけの非営利の事務所です。
 
土曜日は、<EAST SIDE ジャズ愛好会>(毎月第二土曜日例会)
日曜日は、<EAST SIDE クラッシック愛好会>(月1回例会)
火曜日  <国立真空管アンプ研究会>(第3火曜日例会)

毎回会費制で、湯茶は無料セルフサービス。持ち込み自由、飲食提供なし。
クラッシック愛好会は、二期会声楽家のMさんと、元国立音大フルート教授Fさんに解説をお願いし名曲鑑賞会を行うつもりです。
 
ご来店いただいた常連さんを中心に会員を募集し、音楽とオーディオを通じて会話と親睦を楽しむ大人のサークル活動に発展させたい思っています。
新規に会員になりたい方は、ご来店の上、会員登録をお願いします。
昭和の音楽喫茶・ジャズ喫茶は滅びても、新年号にふさわしい新しい形で、健康な間は旅立ちの日まで、趣味は続けたいなあと願っています。

Macintosh MC60、C8S点検診断書

国立真空管アンプ研究会では、往年の真空管アンプの点検・修理を行っています。
これまで、ロジャーズ、フィリップス・オルトフォン・MacintoshLEAKMarantz、ラックスマンなど内外の名真空管アンプ10数台を修理し、蘇られてきました。
ちなみに、当研究会のメンバーは、電気工学科の大学を卒業後、真空管時代から音響・通信機器の設計・製造に携わったプロのエンジニアが揃いが、お互いに和気あいあいと相談しながら適切な診断と修理を趣味として提供しているため、安価で安心で来る修理となっています。
また音出しは、絶対音感を持つ二期会のプロの声楽家や世界各地のスタジオ装置を手掛けたエンジニアが耳で確認しています。学園都市国立ならではのプロ集団です。
 
今回は、Macintosh MC-60パワーアンプ 、C-8s プリアンプ各々2セット・初期型タイプの点検修理の依頼があり、点検・診断結果が出たので掲載します。
 
Macintosh MC-60パワーアンプ 、C-8は、1955年から製造された真空管アンプの名機です。

出力管は6550のプッシュプル、60W。整流は5U4Gを2本使用,初段は12AX7で片ユニットは安定化電源回路です。
12AU7は差動反転回路、12BH7も差動増幅回路です。
6550をドライブする12AX7は、カソードフォロアとなっています。

C-8プリアンプはMC-60から電源を供給される専用機です。個別に稼働させるには専用の電源トランスが必要となります。
それぞれの個体は、製造年も異なり、使用された履歴も異なるもので菅製造から60年以上も経過しています。中古品を購入したものの音出しに不安という事で当会に点検修理の依頼があったものです。
 
Macintoshのアンプはトランスの断線が多く見受けられ、適切な代替品がないため、先ずはトランスが正常かどうか確認し、音出し可能かどうか事前の入念な点検作業が大切です。
各部品の定格値がオリジナル通りに出ているかどうか?一つ一つ当たるので時間がかかります。とてもではありませんが、修理を本業としていたら、これだけの頭脳集団ではペイできるものではありません。定年後の趣味だからできる技です。
 
以下はその点検・診断報告書です。
この診断に基づき部品を発注し、数理に入ります。修理後は音出し確認し調整に入ります。一週間ほどエージングと異常がないか確認できれば引き渡します。修理したと言っても新品に蘇るわけではなく、モグラ叩きのように次々に不具合が出ることもあります。当研究会では、1年間は部品代のみでアフターケアーしています。
イメージ 1 
Macintosh MC-60【点検・診断結果】
1、   電源チョークコイルに焼損が見られる。
2台のアンプの内1台の電源チョークコイル表面のカバー(片側のみ)が焼け落ちている。
点検・調査の結果、電源チョークコイル自身の発熱ではなく、上部に位置する電源トランスの発熱により、電源トランスの中に充てんされている絶縁材のピッチが解けて流れ出て、チョークコイルの片側に流れた為、表面化カバー(絶縁紙)が焦げたものと推測される。
電源チョークコイルのインダクタンス及び内部抵抗を測定した結果、正常な値であり使用が可能だと診断された。(焦げた表面は同等材にて交換し修復する。)
  この主因となった電源トランスの出力電圧(B+,ヒーター)は全て正常値であることを確認した。
また、現状発熱は無いが、以前に過剰に発熱したことがあり、その原因が特定できないことから、今後使用する時は、異常な発熱が発生しないかどうか注意が必要である。
 
2、   電解コンデンサー交換
電解コンデンサーの一部に、電解液が外部に噴出しているものが有り、全体に老朽化が進んでいるので交換する。
現在使用中のマロリー製の電解コンデンサーは、同じメーカーの同等品が高価だが入手可能なのでマロリー製とする。
 
3、   セレン整流器(バイアス-電源用)
現品は動作しているよう思われるが、老朽化しているのでシリコンダイオードに交換する。
 
4、   抵抗の一部に他の1台と異なる値の物に交換されているので、オリジナルの値の物に交換する。
イメージ 2 
Mcintosh C8Sプリアンプ修理
【診断】
1、   電解コンデンサー
老朽化していると考えられるので交換する。
・チュブラーは同一形状のものと交換する。
・マロリー製のブロックコンデンサーは一度交換されているので、このまま使用する。
2、   抵抗の一部に他の1台と異なる値の物に交換されているので、オリジナルの値の物に交換する。
3、   ボリウム抵抗の一部にトルクが重いものがある。修理が不可能な場合は交換する
4、   ハムノイズ
修理が完了してからノイズの確認を行い、対策(電源を別にする)の必要がある場合は別途相談する。
<現状品はパワーからの電源供給ケーブルがシールドされていないため、ハムノイズが発生する可能性があるため)
(写真は、今回修理とは別の個体です)
以上の診断結果と見積りを提示し、ご了承いただいた上で補修を行うことになります。今回は、部品代併せて約10万円でした。

歯医者体験記

 

人生初の歯科体験は、二回の虫歯治療で終了。正確にはあと一回、治療後の確認と掃除で終わる。
3本の虫歯は、結局麻酔を打つこともなく約30分の治療中に沁みたり、痛むこともなかった。これまでも虫歯が痛むことがなかったのは、無神経だったからだろうか?
しかし治療中、やたら体がコチコチに硬直し、口を開けながら鼻から息を吸うのは苦しいものだ。
歯科治療にあたり、貴重なコメントをいただき、ありがとうございました。思ったより簡単に済んだのでホッとしています。
これまで虫歯治療を経験しなかったのは、毎口内をアルコール殺菌を欠かさず、間食もほとんどしない生活が歯の健康には良かったのではないか。それほど先の話しではないが、このまま自前の歯で過ごしたい。
 
ここ10日ほどは、花粉症の最盛期で、外出すればクシャミ連発、鼻水が滂沱(ぼうだ)の如く流れ落ちる。目も痒くなり、放っておけ目の周りが赤くただれる。頭もボーとした感じで集中力に欠ける。
一難去ってまた一難である。
 
ひざ痛も改善されない。
医師に指導されたストレッチと体操を毎日1時間ほど2カ月欠かさず行っているが、駅まで10分ほどの歩行でも足が棒のように固まる。少し休めば楽になる程度だ。医者からは、ヒアルロン酸注射治療を勧められているので、花粉症が収まったらやるしかない。注入量が多いので注射針が太いようだ。医師に<痛いんでしょうね?>と尋ねると、<注射はどれも痛いものです>とそっけない。
我慢してひざ痛が収まるかどうかやってみなければわからない。ただやり出すと、透析ほどではないが、定期的にヒアルロン酸を補充しないと痛みが再発するらしい。それでだめなら人工関節手術となる。
人間、寄る年波と戦いながら、晩年は生きるしかないのだろう。

最期までロッカー
 
<ヤヤ子・・・半年間‥面倒かけたね・・・
元木さん…ありがとう・・・あとはよろしくね。
もう‥限界・・かあさんが連れてくよ・・・本当にありがとう・・・
私たち奇妙な夫婦だったけど、やっとまともな夫婦になるのかな?・・
裕也さん・・車いすなんかみっともないよ  ロッカーは・・・
シャキッと三途の川を渡っておいで・・・>
 
あの世から樹木 希林の裕也を呼ぶ声が聞こえてくる。
樹木希林は琵琶師の娘に生まれたので霊感能力が高かったのだろう---きっと
年を取ると、<人>は文字通り支え合って人生の晩年を過ごすようになる。夫婦の危機を乗り越えて、風雪に耐えてきたからこそ解る夫婦愛と云うか‥同志のような関係である。
 
樹木希林と内田裕也。
私の姉と兄の年代の方であった。この年代の方は、食糧難の戦時中に幼児期を過したせいか、80歳を迎えずにあの世に逝く方が多い気がする。私の兄も姉もそうだった。
内田裕也がロッカーとして活躍した時代、私はまだ小学生だった。内田裕也が歌ったのも知らないし、興味もなかった。
 
初めてロックンロールを聴いたのは1961年。中学1年生のころだった。
焼津の従姉妹が東京のドレメ学園に入学し寄宿舎に入寮した。高校出てすぐの18歳。私の4歳年上である。彼女が大のプレスリーファンで、寄宿舎では聞けないからとEPドーナツ盤を我が家に持ち込んだのだ。私の部屋のビクターの卓上電蓄で、うれしそうにGIブルースを聴いていた。
あの頃の従姉妹は、プレスリーばかり聞いていたように思う。ヤンキーなアメリカ人は憧れの世界だった。
ロックンロールは団塊の世代には遅すぎた。というか上の世代の音楽だった。プレスリーよりもビートルズの方が流行っていた。
 
内田裕也のロッカーとしての活動をウイキペディアから引用すると
1958、自身がバンドマスターのブルージーン・バップスを結成。メンバーには美川鯛二(現・中村泰士)、北原謙二などがいた。
1959、大手芸能事務所である渡辺プロダクションに所属し、同年に日劇ウエスタンカーニバルへ初出場する。
1960かまやつひろしなどとサンダーバードへ参加するが、ジャズ志向が強いバンドであったため脱退し、山下敬二郎とレッド・コースターズ、田川譲二とダブル・ビーツなどのバンドを渡り歩く。
1962寺内タケシとブルージーンズにヴォーカリストとして参加する。
 
こうしてみると、ロックンロールの時代は60年代初頭の極めて短期間だったが、内田の時代はロカビリーの範疇に入るようだ。内田が組んだ中村泰士は作曲家に転身し、ちあきなおみの「喝采」など数々の名曲を残した。北原謙二は歌謡歌手となり、独特の節回しで<若い二人>やカントリ-の<北風>で風靡する。
かまやつひろしの紹介で樹木希林と結婚することになるが、事実上の夫婦生活は1年未満。内田のDVが別居の原因だった。

内田は粗暴をふるまうことがロッカーの信条だと思い込んでいたようだ。
ロックンロールと云う語源自体が、黒人スラングの「性交」を指す言葉で、破天荒なバカ騒ぎだから、内田は破天荒を貫いた正統派のロッカーだったのだろう。
内田以外はロックを卒業し、それぞれ別の音楽分野で活躍したが、内田は不器用なのだろうか、生涯をロッカーに捧げる。
ロックンロールの楽器編成は、エレクトリックギターエレクトリックベースドラムスという構成で、今に至るまでこの楽器編成が基本となり発展している。

内田の60年代は、黒人系のR&Bよりも白人色の強いロカビリーの方が日本では流行ったが、今ではオールディーズの範疇に分類され、アクの強いソウル系の方が発展したような気がする。いずれにしても私には不得意な分野だから、店で掛けることもまずない。
内田裕也。昭和の高度成長期のままの79年の人生だった。
ごくろうさま・・・イエイ・・・ロックだぜ人生は・・・ロックンロール

打つ手がない日韓・日北関係
 
韓国の文在寅大統領がなぜ北朝鮮の金正恩に<親北融和>を貫き、日本に<反日>なのか?
そういった<親北・反日>のレッテルを貼るなと云われても、政治行動を見る限りそうとしか思えない。
 
文在寅は、いわゆる民主化運動家で、韓国の軍事政権打倒と市民のための民主主義が信条である。
その理念を支える民主主義の根幹は、<言論・出版・集会の自由>が保障された国家が前提だ。
 
しかるに現在の北朝鮮は金正恩の絶対独裁体制で、<言論・出版・集会の自由>のかけらさえない秘密警察国家である。
文が真の草の根の市民運動家なら、金体制と手を結び経済援助することではなく、圧政に苦しむ北朝鮮市民の反体制活動(ゲリラ)を支援し、金体制の転覆に協力するのが筋というものだ。
しかし文は、独裁権力者金正恩と手と手を取り合って38度線を越えた。文在寅がエセ市民運動家で、<金正恩の代弁者>である正体が明確となった瞬間だ。
 
確かに北朝鮮と韓国は、建国の目的は、<抗日>で一致する。しかしその後の国家の歩みは180度異なる。
行き過ぎたとは云わないが、韓国の激しい民衆運動は、<言論・出版・集会の自由>が保障された国家ならではの現象で、それ自体は健全な民主国家である。
だが徴用工・慰安婦問題に続く<日本製品不買運動>まで市条例化する動きは、民主化以前に凝り固まった民族の反日感情の根強さに驚かざるを得ない。
自虐的に云うならば、植民地化され民族の誇りを奪われた恨みは消えないという事か。
じゃあ、好きにしろよと無視するか、それとも日本人も認識し、<時代の趨勢だったとはいえ、今の尺度を当てはめれば申し訳ないことをした>と謝るしかないだろう。
それを日本統治下で教育レベルか上がったとか、経済発展の基盤を作ったなどと成果を誇るのは、韓国人の怒りの炎に油を注ぐ話だ。
 
ではこじれにこじれている日韓関係・日北関係はどうしたらよいのか?
徴用工・慰安婦問題は、同じ土俵上の会話は成り立たないから解決策はない。いつまでたっても議論は平行線である。と言って報復処置を行えば、米中のような貿易戦争は間違いない。
韓国は根っこに<反日>国民感情があるから、経済的に苦しくなっても一致団結し、ますます<反日>の結束が高まるだろう。
対して日本はどうか?自由貿易が建前で経済が回っている国家だから、財界からも国民からも、つまらぬ意地の張り合い戦争をするなと非難が集まるだろう。やれば泥沼にはまり内閣支持率は間違いなく下がる。安倍内閣に肝が据わらない限りできないで政策だし、始めたら出口を見出すのが難しい。つまり文在寅が大統領でいる限り日韓関係の改善はありえない。威嚇合戦が続くのではないか?
 
北朝鮮はどうか?
前にも書いたが、金正恩独裁体制を護る最後の砦が<核とミサイル>である。この独自路線を捨てたら最後、金体制は崩壊する。金は国外逃亡するか、暗殺されるか。いずれかの選択肢しかない。
という事は・・・核とミサイルの完全放棄無くして経済制裁の解除がないとすれば出口は見えない。
そこで自由な民主主義国家がとるべき対北朝鮮対策は、金正恩独裁政権が崩壊し、北朝鮮が民主主義国家に転換する支援策以外にあり得ないだろう。
故に、金正恩との取引で拉致問題は解決できないし、核とミサイルの廃棄もあり得ない。安倍晋三の出番はない。
以上のように、日本と朝鮮半島を隔てる壁は、文在寅と金正恩である。この二人を朝鮮半島に暮らす市民が自ら排除しない限り、日本が打てる政策はないのではないか。

きつねとタヌキ、さあ、どっち?
 
関西は<けつねウドン>だが、関東は<たぬきソバ>が断然うまい。
ゴマ油の天かすと蕎麦が絡むハーモニーに嵌ったら、別に海老天などいらない。関西のうどんには甘く煮締めたキツネが似合う。
地域地域で味も個性も違う日本は楽しい国だ。
 
だが・・・・・<ミドリのタヌキ>は煮ても焼いても・・・食中毒を起こしそうな気がする。
その<ミドリのタヌキ>の知事再選を支持し、あろうことか安倍晋三の四選もあるとノタマウ自民党の<フルダヌキ>もこれまた猫マタギである。
その80歳にもなる古ダヌキの手足となって骨身を惜しまず働くと細野豪志がおべんちゃらでゴマを摺る。若いのに気持ちの悪い男だ。こんな男は、アラジンの魔法のランプを逆に擦って<消えてなくなれ!!>と叫んでやりたい。


自民党を飛び出した二階が今や自民党の幹事長に納まり、野党を飛び出した細野を向かい入れ、安倍政権に反旗を翻し脱党した小池を自民党公認で推薦する。理解しがたい話だ。
それもこれも、今や安倍晋三が無敵の権力者だからだろう。<平家にあらずんば人にあらず><タヌキも狐も草木になびく>状態である。
<なんちゃって自民党>的存在の最右翼は維新だが、小沢の自由党、玉木の国民党も体質は自民党と変わらない。ただ安倍晋三を支持しないだけ、まっとうな政治家のようだ。
 
ところで<ミドリのタヌキ>こと小池百合子の再選はあるのか?
今のところ、このオバチャンの口八丁ぶりに敵う人物は自民党都連に見当たらない。
豊洲移転後の築地活用については、公約違反の臭いがフンプンだし、他に掲げる公約も達成には程遠い。しかし分析すれば、実現に向けての努力は、一定の評価を与えられそうだ
やや厚化粧だが、不倫のうわさもないし、公費流用も今のところないみたいだ。胡散臭いと云えば、資金源の政治塾が竜頭蛇尾となり、政治資金が枯渇してきた。これからどのような錬金術で政治資金をねん出するのか?そこに落とし穴が待っているような気がする。
小池百合子は思想的に日本会議だから嫌いだが、国政ではないから許容範囲だ。
その意味で共産党も地方自治レベルでは、私の許容範囲である。
 
大阪維新だが、都構想実現のためにダブル選挙に打って出た。
都構想の発想そのものは橋下徹だが、二重行政のムダを省くために
1.  大阪市(または大阪市と堺市)を廃止し、
2.  複数の「特別区」に分割すると同時に、
3.  それまで大阪市(または大阪市と堺市)が所持していた種々の財源・行政権を大阪府に譲渡し、
4.  残された財源・行政権を複数の「特別区」に分割する、
と言うものだ。
何かと東京と比べて地盤沈下が顕著な大阪だから、<おもろそうやな・・・やってみなはれ。やらなァ・・・わからしまへんで‥:>と応援したい気もなくはない。だが、特別区にすれば二重行政のムダが省けるのか?都になれば企業の本社が移転するのか?は不明確だ。
橋下徹がいみじくも口にするが、国政の維新は失敗だった。ヘンテコリンの自民党補完右翼集団でしかない。大阪の存在意義は都構想だけか?
 
東京に住んでいて思うのだが、特別区になっても、区長や区議会が存在し、市が23あるのと区が23あるのとの区別がよくわからない。
わたしが住む東京都国立市は7万人強の小さな町だが、警察署・消防署・税務署は立川市である。上下水道は東京都の広域管轄下にある。児童相談所もない。だが特に不便も感じない。
それなのに、市長がいて、市議会があって、市役所があって、給与は多摩地区ずい一である。そこが不思議だ。

立川市に吸収された方が絶対的にムダは省けるはずだが、<文教都市・国立>に住む住民のプライドが許さないのか、国立市廃止をスローガンにする議員は皆無だ。
ボクが立川市との合併を選挙公約にしても、反感を買うばかりだろう。
今年は参院選挙と地方自治体選挙が重なるが、ムダか有用かはおカネの尺度だけで測れるものではない。
小池百合子は、23ある特別区と多摩地区の地域格差を解消すると公約した。しからば多摩地区30市町村を<北多摩区・南多摩区・西多摩区・東多摩区>の4特別区に再編してはどうか?行政コストは間違いなく下がる。

しかし地域の実情・特性に合わせて、地域住民の福祉と利便性の向上こそが重要である。故にその利益集団が地方自治の単位であれば、大きくとも小さくともどっちでもいいではないか。おカネでは買えないもの、失うものがあるのだろう。

いい加減が生きるコツ
 
歯が丈夫だと、長生きするし、頭もボケないとコメントいただいた。
ルネの風呂仲間からも同じように言われる。治療後に酒を飲むと沁みるよとも言われたが、昨日はおいしく痛飲できた。
歯が丈夫かどうかは、遺伝だとも言われたが、両親は入れ歯があったし、特に母親は前歯に金歯を入れていたので、笑うときらきら光って気味が悪かった。
それが嫌で、小学生の授業参観には来ないでくれと頼んだものだった。その金歯は抜いて白いものに替えたが、今でも遺品の中に数本残されている。金歯も売れるそうなので換金して飲み代に替えようか・・・。
 
歯の手入れは、朝起きて5分ほど磨くだけだ。それに食後に歯茎に残る食べカスはお茶でうがいするように心がけている。
寝る前に、残り茶で歯をうがいする。お茶は殺菌作用があるから口内消毒と口臭予防にいいみたいだ。
お茶のカフェインで眠れなくなるなんて、感じたことはない。昼間も珈琲を3杯くらい飲むが、昼寝は欠かさず1時間は熟睡する。
 
酒飲みに珈琲がいいと医学的に立証されている。肝臓癌の抑止効果があるそうだ。そのせいか、健康診断の血液検査ではすべての数値が正常値に入っている。
検診の前に飲酒をやめる姑息なことはしない。正々堂々と、何時ものパターンで生活し、同じように飲酒する。酒を抑えれば数値がよくなるだろうが、それでは意味がない。どれほど飲んでも肝臓が健在なのかダメなのか、飲んで健診を受けなければ確認のしようもないからだ。
 
無論、いくら注意したって病魔は襲ってくるに違いない。かといって裕次郎のように無茶飲みしなければ酒は百薬の長だと信じている。
体質的に受け入れられない方は別にして、ほどほどに飲んで楽しくストレスが解放されるなら、私は飲酒をすすめる。
ほどほどの適量は千差万別。人によって違うから、酒を人には勧めない、手酌で自分の適量を飲むことを先輩から教えられた。
 
躁鬱症で治療中の人は飲酒を止められている。薬の効果が分からないことや、抗うつ薬の治療効果が低下したり、副作用が強く現われるからだそうだ。
だが私の経験では、飲み屋に集う仲間で、躁鬱の人はいない。酒に過剰に敏感な方ほど躁鬱に罹りやすいように思われる。
また、夜眠れなくなるからと珈琲・紅茶・緑茶を絶つ方も躁鬱が多い。
あんまり神経過敏すぎると、丸いものも丸く収まらない。
世の中、完璧にできる人はいいが、出来ない人が大多数で社会は構成されている。
45歳で亡くなった兄貴は、私が受験勉強中に<疲れたら休め。彼らもそう遠くには行くまい>という格言を教えてくれた。その兄貴が疲れ果て脳動脈瘤が破裂しあっけなく世を去ってしまった。
 
不真面目は困るが、真面目に生きているなら、<いい加減>に、物事に深く拘らず丸く丸く生きたいものだ。一番もいいが、二番でも。三番でもいいじゃないか。

初体験

72にもなって…初体験なんて…緊張するものだ。
わたしはこの歳になるまで、たいがいの経験を積んできたが、歯医者さんにだけは掛かったことがない。
歯が痛く食事ができない経験もないし、虫歯なんてないと思っていた。ただ上顎左の小臼歯が溝状に削れてきたので、念のため歯医者さんを訪れた。
国立は歯医者さんだらけなので、パソコン上から口コミNO1を探し、受診することにした。
私の住む旭通り商店街も、石を投げれば、内科・呼吸器科・眼科・皮膚科・脳神経科・耳鼻咽喉科・整形外科・歯科・整骨・・整体・薬局に当たる状態で、徒歩10分以内に林立する。

小児科のような優しい雰囲気の待合室は広く、常勤医師は3名。非常勤を含めると10名ほどの態勢なのだそうだ。看護婦さん含めて白衣はなく、高級理髪店のイメージだ。
問診とレントゲン写真を終えて、診察台の正面の受像機で若い医師から全体の説明を受け、歯の診断が始まる。
 
結果は、上顎左の小臼歯の溝は虫歯で、裏面には穴が開いていて内部は空洞状態。たぶん神経も死滅しているから痛くないのだろうと。骨まで達していると抜歯もありうるが、多分大丈夫だろうと。
内部の空洞の虫歯菌を4回くらい清掃し、埋めるから5回くらいの通院が必要と云われる。
他に下顎右の小臼歯に虫歯があり、歯槽膿漏になりかけているという。これは今日の治療で直すと説明された。
 
先ず歯垢や歯の掃除を行い、下顎右の小臼歯の治療に約30分ほどかかった。
治療中に口内に水が溜まるので時折、看護婦さんが吸引する。口を開けて鼻から呼吸するのは結構辛いものだと初体験する。
また口を開けっ放しにするのも大変。初体験だと説明しておいたので、若い医師は休憩を挟みながら、あと何分くらいで終わると優しく説明してくれた。
多少の緊張で体がガチガチになったが、痛いこともなく、治療後は爽快だった。
かくして72歳の初体験は無事終了。
次回の治療は、内部に穴が開いているので、局部麻酔を打って行うそうだ。女児が歯科麻酔で死んだ記事があったので心配だが、任せるしかないようだ。
麻酔経験者の体験コメントいただけませんか。次回の診察は22日です。

生か・・死か・・・医師の役割
 
公立福生病院で人工透析治療が中止された40代の女性患者が、1週間後に死亡した。同病院は、去年まで5年間に20人の患者が、人工透析を受けない「非導入」を選択し亡くなったそうだ。
 
それを是か非か第三者が批評するのは自由だが、病気の痛さ・辛さは本当のところ本人しかわからない。
ホリエモンが、拘置所から仮釈放された変装姿のゴーン被告を批判するコメンテーターに、<長期拘留を経験したことがない人間には理解できない!!>と血相変えてゴーンを擁護したそうだ。
 
私のかかりつけの病院にも、人工透析装置があり、入院加療しか選択肢のない終末期患者も受け入れている。どのように患者と接しているのか分からないが、最後まで看取っていただいて感謝しているという声も聴いた。
透析患者数は全国33万人ほどで、年々増加している。
原因の半数近くが糖尿病腎症だそうだ。透析以外の治療法はなく、徐々に腎機能が落ちるので透析回数も、一回の透析時間も長くなる。
3回、一回数時間も透析治療に時間が取られ、日常生活もままならない。その苦痛は正常な私に理解しようもない。
どのように励ましたらいいのか・・・言葉が見つからない。
 
そんな中で、医師から透析中止の判断も本人次第だと説明されたら、どう受け止めるだろうか?
透析中止という事は、すなわち死亡宣告である。苦痛から逃れられると安堵するのか?それとも絶望感か?
福生病院の医師がどのように患者に説明し、患者にどのように接したのか分からないから.なんとも言いようがない。
 
医者とは死亡宣告ができる唯一の公認資格者だが、本来の役割は、病気を治し、普通の生活に復帰するのを助ける神様みたいな存在だ。
現在、水泳の池江 璃花子さんが白血病治療中だが、その苦痛は想像の千倍以上だとツイートしている。そんな中で生きる気力を失わないのは、周囲の励ましと、医師や看護師の手厚い支えがあるからだ。
 
医療は日進月歩で進化している。
今の医学では限界があったとしても、根気よく治療を続け、延命していれば画期的な治療法や新薬が開発されるに違いない。
希望を捨てず、命ある限り戦ってほしい。
 
どんな病気でも、患者の気は滅入るものだ。重篤な病なら気が動転し、絶望感に襲われる。
私が末期の緑内障と宣告された時は、近いうちに失明すると恐れおののいた。あれから7年たつが、何とかブログが書ける状態にある。命がある間、全盲の危機はないと思えるようになった。それも点眼により眼圧が低下し、進行がほぼ止まっているからだ。
心房細動による重篤な不整脈で10数年も投薬治療してきたが、6年ほど前にカテーテル・アブレーション手術で完治し、薬漬けから解放され、脳梗塞のリスクも軽減された。
私の親兄弟は、脳梗塞か脳動脈瘤破裂で亡くなっている。わたしは最先端医療技術の進歩のおかげで延命できている。母も不整脈で悩み、脳梗塞に倒れ、半身不随のまま13年間もベット生活だった。あの当時、カテーテル・アブレーション手術が開発されていれば、脳梗塞も回避され、健康で90歳くらいまでは元気だったに違いない。
 
<医は仁術>昔から云われるが、江戸時代の小石川養生所の赤ひげ先生のように、医師とは、患者に生きる希望の火を灯し、生きる勇気を与える存在であってほしいと願っている。
現在、病の方も絶対に諦めず、命ある限り、病と闘って欲しい

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