団塊の来し方行く末

昭和22年団塊世代。 緑内障が進行し、誤字脱字・誤変換が多いブログですが、ご容赦ください。 オーディオ好きが高じて、定年後に音楽喫茶を開店して11年です。 ジャズ・オーディオ雑誌にも何度か掲載された音の良い隠れジャズ喫茶でしたが 2020.3月に閉店しました。長年のご愛顧に感謝申し上げます。

2019年01月

野党に潜む自爆テロを排除せよ
 
細野豪志衆議院議員(47)。自民党二階派は、細野を特別会員として入会させ、将来的に自民党への入党を派閥会合で確認すると報道された。
 
<幽霊の正体見たり枯れ尾花>という故事があるが、希望の党結成時に、オドロオドロシクも排除の踏み絵をかざし、まるで天下を取ったかのように世間を騒がせた。その男の正体がついにバレてしまった。
ボクはかねがね、この尻軽男は隠れ自民党で、民進党のガン細胞だと指弾してきたが、窮鳥はついに本心を現し、自民党の本陣を護る二階派に逃げ帰る醜態をさらけだす羽目に陥ってしまった。

だが細野の手柄で、野党をバラバラにして安倍政権を安泰にしたのだから、論功行賞で迎え入れるのは当然でもある。自民党の英雄をこのまま放置もできない。
二階俊博も、このまま細野を野に放置したままでは、自民党の悪事をバラされるのを恐れたのだろう。外で暴れぬように母屋に匿って、飼い殺しにする腹ではないか。そのくらい腹黒い男でなければ自民党の幹事長は勤まらない。
 
安倍晋三は、国会でことあるごとに民主党政権時代を<烏合の衆>だと批判し、悪夢を繰り返すなと国民に刷り込ませる意識操作を繰り返してきた。
民主党時代、党内不一致にされた元凶は、細野豪志のような自民党ステルス部隊が紛れ込んで画策していたからだ。

うがった見方かもしれないが、細野豪志ら脱党メンバーは、当初より野党をかく乱させる目的で、自民党が送り込んだ別動隊だった。本来のスパイなら口封じされる運命だが、口うるさい細野だけに抱え込まざるを得なくなった。
とは言え、こんな信頼を失った尻軽男が再選されるとも思えず、政界から消えることも二階は織り込み済みだろう。権謀術策・魑魅魍魎・化け物が跋扈する政治の世界だ。
 
立憲民主党の枝野幸男が、頑なに野党統合を拒絶するのも、国民民主党の中に、いまだに自民党スパイが紛れ込んでいるからである。
踏み絵ではないが、一人一人の政策と理念を精査しないで野党合同を計れば、民主党・民進党時代の失敗を繰り返す。
民進党を解党させた前原誠司のような自爆テロが、平気な顔で、いまだ国民民主党に潜んでいる限り、両党統一はありえない。
ましてや、政界一の壊し屋・小沢一郎が国民民主党の金庫を握る幹事長に納まるのである。もし両党が一緒となれば、立憲民主党も3年と持たずぶっ壊されるだろう。
自爆するのは国民民主党だけで十分である。この党には近づかない方が無難だ。国民民主党・自由党には、第二・第三の細野豪志がまだ隠れている。ましてや大阪維新など論外である。心ある国民民主党の諸君は、早く離党するように勧める。
 
国民が自民党に代わる野党の台頭を望むのは間違いないが、それは野党の野合ではない。
国民民主党の玉木は、バラバラでは戦えないから結集しようと呼びかけるが、結集したところで今の野党に権力を担う力などないと、国民は見限っている。玉木より枝野の方が現状分析に優れているから動かないのだ。
 
立憲民主党の枝野幸男には、辛抱と、我慢と、信念を貫き、政策を磨き、理念に共鳴した同志を募り、地に足の着いた持続力ある市民政党を築いてほしい。臥薪嘗胆、今は力を蓄える時である。
ボクは政権を取れとけしかける気持ちはない。慌てることはない。確実に一歩ずつ市民のための政策を固めることを望み、辛抱強く応援したい。
 

政権を担える野党は立憲民主党
 
野党再結集を国民は望んでいるのか?
国民民主党の玉木代表は、自由・国民の合流につて
安倍一強といわれる状態が続いている。そんななかで安倍政権、自民党に変わるもう1つの選択肢を作ってほしい、そういう声が、潜在的に全国にある・・・全国を回っていても、安倍政権を何とかしてくれと。もう1つは野党しっかりしてくれと。
この2つなので、ぜひ我々としてはもう1つの選択肢を作るために野党の結集を進めていく><各党各会派に今のバラバラの状態は、国民の不満と政治不信の源になっている。この分散した状況を少しでも結集・糾合して大きな固まりにしていくのだ・・・>と動機を語っている。
 
玉木の認識は、<我田引水>で、全く間違っている。
今の国民の政治不信の原因が<バラバラの野党>にあるなら、なぜ大きな塊だった民進党が崩壊し、新興の希望の党ができたのか?
その希望の党もあっという間に消えてしまった。小池百合子の元に集合した結党メンバーで、自民党会派入りを決めた細野豪志に代表されるように、彼らは安倍晋三から権力をもぎ取る第二自民党を目指す政党に過ぎなかったからだ。
その政権政党の甘い言葉に乗って、希望の党に走ったものの挫折し、民進党から名を変えた国民民主党に舞い戻った。
国民は、こんな定見もなく小池百合子人気にあやかって、右顧左眄する付和雷同の国民民主党を見放している。それは、1%前後という低迷した支持率に如実に示されている。
玉木の国民民主党は、自民に鞍替えしたい予備軍で、真の野党勢力だと誰も思っていない。そんな玉木の国民民主党に野党統合の国民の期待があると思うのは、現状分析能力の欠如というしかなく、現実離れした政治家として失格である。
 
枝野幸男が、安易な野党合流を拒む理由はそこにある。
民進党が瓦解した原因は、細野豪志や長島昭久のように政策は自民党そのものが数多く在籍していたため、党内意見が一致せず、バラバラ状態だったからだ。
折角、希望の党の<踏み絵>排除により、隠れ自民党派があぶり出されたのに、再び集合して党内バラバラの野党を作っても意味はない。
ここは、立憲民主党の<踏み絵>を踏んだもののみが入党を許される。それこそが健全な政治結社の在り方だと私は思う。
国民は、安倍政権には飽き飽きとしているが、受け皿として小沢にも国民民主党にも全く期待していない。それくらいなら、まだ安倍晋三の方が安定感があり、ましだとすら思っている。
 
自民党に対抗する政治選択肢は、自民党翼賛会の維新・自由・国民民主党が消滅し、立憲民主党が台頭するしかないと私は思っている。それには数回の選挙でごまかし野党候補をふるい落とすことしかなく、残念だが、しばらくは自民党政権は続くだろう。
大阪なおみちゃんではないが、辛抱強く、正確なダウン・ザ・ラインの強力な政策を立憲民主党が打返せば、勝利は必ず訪れる。
頑張れ!!立憲民主党

政治屋・小沢一郎の大バクチ
 
国民民主党と小沢一郎の自由党が統一会派を結成し、近く大同団結するという。
じり貧状態の国民民主党の玉木代表は、政権を取るためには小沢一郎の知恵が必要だと力説し、幹事長の座を小沢に託すとまで伝えられる。
 
私は同じ野党の立憲民主党支持者だから、野党の足を引っ張る気はないが、枝野幸男が頑なに理念なき野合を拒む姿勢は、高く評価している。理念なき野合は、単なる権力闘争に過ぎないからだ。
小沢一郎〈76歳〉、彼の政治家人生は理念なき政治遊びに終始した。政治遊びをするにはカネが必要だ。小沢の過去の政党助成金を巡る黒い疑惑は相当に汚いものだった。宇宙人・鳩山由紀夫を担いだのも鳩山家の財力だけが目当てだった。小沢にはカネしかない。
その上に、小沢は政治家として何も成果を残していない。政界の壊し屋の異名だけなのだ。
引退するのが妥当な76歳に何を期待するのか?
国民民主党は藁にもすがりたい思いなのだろうが、これではますます国民の支持を失うだけだ。
小沢一郎の狙いは、国民民主党に蓄えられた100億円を超える政治資金である。
今夏の参院選で立憲民主党を凌駕し、参院野党第一党の座に返り咲き、政界に波乱を巻き起こす。この小沢の野望に玉木は掛けたのだ。支持率1%と伸び悩み、このままでは国民民主党は野垂れ死に間違いないからだ。
 
玉木雄一郎49歳。頭脳は優秀だが、秀才にありがちな肝っ玉が据わっていない。他力本願で、76歳にもなったジジイ政治屋・小沢一郎の力に頼るとは、なんとも情けない男である。
こんな頼りない男に日本の未来は託せない。
国民民主党の中には、小沢嫌いがゴロゴロいるから、これ幸いに離党して、立憲民主党に鞍替えするものが続出するだろう。
また自由党の中でも、山本太郎や森ゆうこは、国民民主党への合流は拒否する。なぜなら国民民主党の政策は、自民党と変わらず、山本太郎と森ゆうこの政治主張とは大きく乖離しているからだ。
 
だからと言って私は、この自由・国民の野合に反対ではない。
隠れ自民党のクズ野党が大同団結し、束となってゴミ箱入りで消去されれば、反安倍晋三・反自民党批判票は、信念を貫く立憲民主党へ集中すると思われるからだ。
自民党予備軍の野党をまとめてポイ捨てする絶好の機会を、崖っぷちの小沢と玉木が提供したと感謝したいくらいである。
 
国民民主党と自由党は、近き将来消滅する運命にあるが、懸念されることが一つある。
小沢は政治理念より、野望実現に執念深い男である。
小沢に反旗を翻し立憲民主党に走った議員には、容赦なく刺客を立てると予想される。その結果、野党同士が共倒れし、自公に漁夫の利を与えることが予想される。
だが小沢は野党共闘など考えていない。立憲民主党が伸びることはむしろ目障りなのだ。小沢の狙いは唯一つ。自民党の分裂である。
小沢自身、国民民主党のメンツでは、権力など操縦できる能力はないと見極めている。
そこで狙いは唯一つ。国民民主党の財力を使い、野党第一党に返咲くことである。そこを起爆材にして、あわよくば自民党を分裂に追い込み、政界再編により権力を握る。政治屋・小沢一郎、人生最後の大バクチが始まった。
当面は、参院野党 第一党を目指し、立憲民主党つぶしに小沢は勢力を注ぐだろう。固い地盤の自公を崩すことはできないから、反自公の浮動票の分捕り合戦に勝つためには立憲民主党を叩くしか戦術がないからだ。
 
真の二大政党制を日本につくることは、自民党の分裂ではない。
自民党のように資本家目線ではなく、一般市民目線に立った立憲民主党の台頭こそが、国民の権利を守る 二者択一の選択肢だと私は思う。
小沢の如き悪しきジジイの政治屋に、日本政治を掻き回されるのだけはごめん被る。

小室家の不思議な感覚

世間が小室圭君と秋篠宮眞子様の恋愛に抱く最大の懸念は、小室圭君が経済的に自立していない点にある。
勤め先の支援を受けて現在アメリカで弁護士資格を取得するために留学中であるが、自己資金はゼロだ。
仮にアメリカの弁護士資格を取得したとしても、すぐに日本で自活できるかどうか疑わしい。つまりまだ修行段階で、家庭を持つレベルに至っていない。
 
そんな自立していない男が、大胆不敵にも皇位継承順位NO2秋篠宮家のお姫様に求婚すること自体に世間はオッタマゲたが、<本人たちが幸せならそれでよい>と一旦は結婚を許可した秋篠宮さまも、これまた世間知らずの宮様らしい。
秋篠宮家が娘を真に心配するなら、宮内庁に相談し、内密に小室家の身辺調査を行っていれば、経済的に結婚など出来る状態ではないことくらい報告されただろう。さすれば、こんな事態は未然に防げたはずだ。
 
事の発端は、秋篠宮家が学習院を嫌い、娘たちをキリスト教を建学の精神とするICUに入学させたことにあると私は思う。
秋篠宮家の娘であれば、民間に降嫁されても、伊勢神宮の式年遷宮などの臨時祭主を務める資格を持つなど、重要な皇室祭祀に関与する高貴な御身分なのだ。その夫となれば、それなりの名誉職に推薦されるだろう。

長き皇室の歴史を身に着けるためには、皇室の御学問所として創設された学習院に入学されていれば、このような自由恋愛でのトラブルに巻き込まれずに済んだだろう。
ICUが悪いわけではない。むしろ優秀な大学である。だが、皇室には似つかわしくない学風の大学だと私には思える。無論の事に私の出た自由の学府・立教大学も似つかわしくない。
だが学習院大学の学生なら身分をわきまえて、眞子様に礼をもって接していたと思われるのだ。皇室にふさわしい相手なら、そっとやさしく恋愛を見守っただろう。
秋篠宮さまは型破りの方だから、将来は一般人となる娘たちを自由に育てたいとするお気持ちはわかる。そうはいっても、皇室は特別な存在だ。周囲がそれとなく宮家の存在を忖度し、敬意とご注意を払う環境を選ぶべきだったのではないか。
 
伝え聞く限りの情報をもとにすれば、小室家と秋篠宮家では、つり合いがとれなすぎる。と古い頭の私は思う。
私が小室家の人間なら、いくら小室圭君が優秀な人物でも、我が家では眞子様を支える財力がないから結婚は諦めろと諭すだろう。
400万円くらいのカネを返せない経済状態の小室家が、なぜ息子に思いとどまらせられなかったのか、世間はその感覚も不思議に感じている。
経済力を持つ美智子皇后さまの正田家でさえ、身分不相応だと再三にわたり陛下の求婚をご辞退されていた。
いくら自由で平等だと言っても、日本は世襲の象徴天皇を頂く世界でも唯一の神秘的な国である。身分不相応な結婚は、国民の多くが懸念を抱く元である。それは国民が天皇家のお幸せを願うからである。

日本共産党
日本共産党は、宗教を認めないとしたのは、私の勉強不足でお詫びの上、訂正します。
日本共産党による公式見解は次のようです。
信教の自由を擁護し、政教分離の原則の徹底をはかることを綱領に明記する日本共産党は、オウムや統一協会などの反社会的集団にたいしては犯罪として対処することをもとめ、創価学会・公明党の政教一体にも反民主主義的な集団として批判しています。同時に、憲法第9条を守る運動をはじめ平和と民主主義のために宗教者との共同を重視しています。>
 
共産党の考えは、個人の<内心の自由>は保障するが,共産主義社会に共鳴する宗教は許容するが、敵対する宗教は徹底的に批判する。
中国共産党が、ダライラマを敵視し、イスラム教に制限を設けていることはよく知られるところです。
もし日本共産党が政権を担うことになれば、創価学会と幸福の科学は政治活動が制限されるでしょう。
現行の日本国憲法を厳密に解釈すれば、いかに政教分離を装っても、学会と公明党は不可分としか思えず、幸福の科学に至ってはそのものである。その点で共産党の主張は理解できる。
だが、共産党は憲法原理主義ではなく、共産党が権力を掌握すれば共産主義革命実現のために現憲法改正は必ず行われる。
 
共産党の終局の目的は、マルクス・エンゲルスの唱えた共産主義社会を実現することにある。
日本共産党は、資本主義経済について
<民主主義が全面的に開花して、資本主義を乗り越えた経済のあり方を共産主義と呼んでいる。日本共産党は将来、そうなるよう目指している>としている。まさにヘーゲル弁証法のAufhebenである。
 
共産党は、現代の資本主義の諸矛盾について、七つの代表的な項目をあげる。
(1)広範な人民諸階層の状態の悪化
(2)貧富の格差の拡大
(3)くりかえす不況と大量失業
(4)国境を越えた金融投機の横行
(5)環境条件の地球的規模での破壊
(6)植民地支配の負の遺産の重大さ
(7)アジア・中東・アフリカ・ラテンアメリカの多くの国々での貧困の増大(南北問題)
 これらは、「巨大に発達した生産力を制御できない資本主義の矛盾」の現れだとしている。一部の富裕層に所得が集中する「貧富の格差の拡大」は、地球規模で拡散し、ますます深刻化している。共産党の指摘は、私もその通りだと思う。
 
資本主義は、あくなき利益の追求であり、止めようもない。この資本主義がもたらした矛盾を乗り越えるためには、<経済成長>を前提にした国家からの転換でしか、人類の平等はあり得ないのだろうか。だが、それが共産主義なのかどうかである。
過去の共産主義を目指したソ連、毛沢東の中国を見る限り、そこに<人間(個人)の幸福>が実現されただろうか?
資本家に代る共産党幹部の汚職・腐敗は後を絶たず、新たに共産党幹部の貴族化現象が発生し、貧富の格差も是正されない。その上に共産主義が唯一絶対神の如くに存在するので、個人の人権よりも共産主義が上位に君臨するので言論の自由は制限された。
ロシアや中国の現実を目の当たりにすれば、資本主義の矛盾は、共産主義になっても解決されず、弾圧や自由が束縛される社会となりそうな不安を多くの日本人が抱いている。
 
日本が目指すべき道は、資本主義社会と両立させた富の偏在を解消する再配分により、欧州先進国のような高度福祉国家だと私は思う。
 
安倍晋三のように経済成長政策一辺倒で、企業利益が上がれば自然と<天からカネは落ちて来る>ことはありえず、貧富の格差を助長させるだけとなった。
立憲民主党には、自民党に代わる資本主義民主国家を前提にした富の公平な再配分(税制改革)を、わかりやすく国民に提示することを期待したい。

立憲民主党の伊勢参拝
 
立憲民主党の枝野代表の伊勢神宮参拝が、ネット上で非難されている。
私は立憲民主党支持者だが、同時に神社神道を崇敬している。野党だからと云って、伊勢神宮参拝を批判するのは理解できない。
与党には、創価学会以外の宗教を認めない公明党があり、野党でも一切の宗教を認めない共産党がある。それはそれで主義主張が一貫しているから、支持はしないが理解はできる。
 
だがもし立憲が、軍国賛美の政治目的で創建された靖国神社に参拝するようなら、私も怒り狂ってしまうだろう。
だが伊勢神宮は1200年も続く、日本の古き伝統と歴史を伝える文化財なのだ。
しかも20年ごとの式年遷宮により、建築から養蚕、製塩、農耕に至るまで様々な古代からの伝統工芸文化を継承させる源泉となってきた。次回の遷宮儀式の総予算は550億円にものぼる。もしも20年ごとの遷宮が無ければ、日本の古代からの伝統文化はとっくに廃れて消滅していただろう。
 
それに立憲民主党は、日本国憲法が掲げる象徴天皇制を支持する政治団体でもある。
だから、伊勢を参拝したとしても何の矛盾もない。私は、枝野代表が正月に伊勢神宮に参拝したことに、むしろ賛意を表したいと思っている。
象徴天皇制に反対なら、立憲民主党を批判するのはお角違いで、とっとと共産党を支援すべきだろう。
 
批判する前に、先ず日本の歴史を理解すべきだ。
古代に発生した神社とは、それぞれの氏族の祖先を崇拝し祀るために、村落共同体が創建した氏神様である。
一家に一台のテレビがあるように、一家には神棚があり、一族が居住する村落には氏神様を祀るお社が必ずあった。
祖先を祀ることで子孫は護られる、と理屈なしに日本人は信じてきた。祖先の御加護を祈願するためには、<清き明るい心>をもって日々を暮らすことが神道の唯一絶対の考え方であった。
 
 
伊勢神宮は、日本を最初に統一した天皇家の家祖(アマテラス)を祀る天皇家の氏神様だ。日本神話では、天皇の権威が天与の神聖カリスマに依拠することを信じ込ませるために、史実と神話をごちゃまぜにする様々な潤色が成されている。しかし5世紀に日本を統一し、飛鳥時代から今日まで日本最高位の天皇家として君臨してきたことは間違いない。
そうして、今日まで1400年以上も世襲で繋がる王家は、今や世界で日本だけとなった。
文化人類学的に見ると、天皇制度は稀有の存在で、象徴(神聖)カリスマ性を継続してきた氏族は他にはない。
しかし天皇は、権威はあっても権限や権力が否定された存在である。
 
私は個人の基本的人権にどっぷりと漬かり込んだ護憲派だが、日本の伝統文化の象徴的存在として天皇家を崇拝し、これからも継承していただきたい願っている。
 
ところで、私の祖先の蘇我氏は天皇家の逆臣の汚名を着せられ続けてきた。しかし私の歴史認識では、蘇我氏を倒した藤原氏の方が、よほど悪どく天皇家を政治利用し、天皇から権力を奪い、<君臨すれど統治せず>の象徴に追い込んだ狡賢い人物だと思っている。
蘇我氏を悪者にした藤原氏は、律令制度を導入し、実質的に権力を握る摂関政治を始めた。その後は、平家による武家政治の台頭。
後醍醐天皇は、親政を取り戻す反乱を起こしたが、足利尊氏は北朝の傀儡天皇を擁立し、天皇家は政治から遠い権威の象徴として今日まで存在し続けることになった。
 
それでは実在する権威の象徴を戴くことは悪なのだろうか?
カトリック教会では、ローマ法王が権威の象徴であり、創価学会は池田大作である。キリスト・日蓮上人・アマテラス・・・英国王室だって英国聖公会(キリスト教)の象徴的存在だ。
日本神道では、天皇が建国のアマテラス神の象徴であり、日本を代表している。それを私は何ら不自然とは感じない。だからと言って、キリストも日蓮上人も排斥しようとは思わない。そのおおらかさが神道の特徴である。
 
日本国憲法は、ブルボン王朝を血祭りにしたフランス市民革命を土台にする。本来なら市民の基本的人権を確立するためには、市民の上に君臨する神聖カリスマ性権威など否定されるべきものだった。
しかし、象徴天皇を取り除いたら、日本国憲法から日本民族の独自性は全くなくなってしまう。
 
そうして必死に進駐軍から護り抜いたのが、日本民族統合の象徴としての天皇であった。その天皇家の源泉が伊勢神宮である。
日本国憲法の君主制・立憲民主主義を党是とする立憲民主党の代表が、伊勢神宮を参拝のは当然の行為ではないのか。
それが同じ護憲派でも、君主制・宗教を否定する共産党との決定的な違いである。

昭和45年卒、立教大学考古学研究会同期会
 
117日、在京同期4人で浜松在住のS君を訪ねる一泊二日の旅行に出かけた。
静岡で途中下車し、地元で一年後輩のY君と合流。Yの車でテラス展望台が新設された日本平に案内いただく。雲一つない快晴だが、あいにく絶景の駿河湾の富士山も淡く霞んで私の眼には見えにくい。霞さえなければ、駿河湾から伊豆半島まで一望される最高のロケーションである。雪の少ない今年はわずかに筋状となった雪が寂しげだ。
 イメージ 1
静岡のお目当ては登呂遺跡である。
登呂遺跡は、戦後すぐに発掘された弥生時代後期を代表する遺跡で、日本での水田稲作が実証された最初の遺跡だ。
立大考古学研究会の恩師・当時は助教授だった故岡本勇先生も学生時代に発掘に参加された思い出深い遺跡なので、是非立ち寄りたい場所の一つだった。
貫頭衣と呼ばれる頭からすっぽり被る衣服の女性が、館内説明や田下駄実着・火おこし体験を指導してくれる。弥生を体験できる楽しい収蔵館である。
 
静岡からは在来線で浜松まで約一時間。ローカル線のんびり旅だが一杯飲みながら昔話すればあっという間についてしまった。
ホテルで浜松在住のS君と合流し、手配してくれた割烹で会食。
翌日は、S君が手配してくれた観光タクシーで市内見学。
最初に訪れたのは、伊場遺跡。ここは新幹線の操車場に大半が占領されてしまったが、弥生時代から平安時代まで、浜松地区の中心となった複合遺跡だ。
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特に弥生時代は、3重の壕に囲まれた遺構が残され、東海地方を代表する弥生時代の集合住居址群で知られる。古墳時代以降も遠江国敷知郡(ふちぐん、ふちのこおり)の郡衙に関連する建物群の跡が発見され、木簡には渕評(ふちのこおり)の文字も確認される。
幾つかの高床式倉庫も復元されていて、新幹線操車場さえなければ、東海を代表する古代を偲ばせる遺跡であることは間違いない。
 
次に訪れたのは、蜆塚遺跡である。
縄文後期から晩期まで、約千年にわたる住居址群と佐鳴湖の淡水に近い汽水湖の蜆を主体にする貝類がうず高く堆積する遺跡である。
国指定遺跡は公園で解放され、今でも多くの貝類が層状に散乱している。
関東の縄文遺跡は、舌状台地の先端が普通だが、ここでは湖に面した微高地を利用し,湖への法面に採取した貝類の残渣を捨てたようだ。それにしても千年の長きにわたり、定住できた東海の自然環境は素晴らしい。
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昼飯にはまだ早いので、佐鳴湖のほとりで、不義密通の冤罪で殺害された家康の妻、築山御前が眠る西来禅寺に立ち寄る。
ここ浜松は井伊家ゆかりの地でもあり、築山御前は井伊家の出だとされている。今川義元の側室だったとも言われ、家康にとって今川からおしつけられた姉さん女房だったのだろうか。信長への忠誠の証として冤罪を着せられた悲運の女性である。
 
昼食は、S君が社長を務める会社に近い「加和奈」という老舗のうなぎ屋である。ついでにS君が経営する140名ほどの会社にも立ち寄った。なんでもクリーンルームの中で工業用真空管を組み立てているらしい。一部上場会社の子会社だが、余人をもって代えがたく20年以上も社長を務めてている。
S君のカミサンで3年後輩のYさんも加わり、7名の考古学研究会仲間で鰻を堪能した。
ちなみに食したのは、かば焼き・白焼き・うな胆・肝吸いの鰻尽くし。吉野家のうな丼とは雲泥の差だとK君が舌鼓を打つ。関西風の焼き方で、さすが鰻の本場ものであった。
食後、浜松城を訪れ、今回の旅を終る。良き仲間、良き学生時代、久しぶりの再会。楽しい旅だった。
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誇るべき日本国憲法の精神
 
日本国憲法の建てつけは、<国家とは、個人の基本的人権を守るための存在>であることを前提に置いている。
卵が先か?ニワトリが先かではなく、個人の人権が常に先にあり、国家は個人の自由と権利を保障するための組織に過ぎないことを理解すべきである。

この憲法の基本精神を日本国憲法第97条はこう記している。
<この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、 これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在および将来の国民に対し、犯すことのできない永久の権利として信託されたものである。>と。
 
この憲法の根幹が理解できないと、櫻井よしこのような<変なバアサン>や自民党のように、国家の下に個人を置く全体主義(国家優先主義)による憲法改正論が登場する。
自民党憲法改正原案は、行き過ぎた個人主義は、欧米から押しつけられたもので、<美しき日本の伝統>を破壊させた元凶だ。第97条は削除し、代わりに<国家の緊急事態>発生時には、<国に権限を集中させ、個人の権利を制限>できる国家に変更することにある。
つまり、個人の権利よりも、国家への奉仕を優先的に義務づけることを憲法改正の主眼に置いている。
 
次に日本国憲法で特徴的なのは、云うまでもなく憲法9条である。
自民党は、櫻井よしこが主張するように、<戦争放棄の国>から<戦争のできる国(交戦権)>への転換である。
例えば、日本に緊急事態が生じれば日米安保でアメリカは助けてくれるが、アメリカが戦争をしても、現行憲法の規制で日本は助けられない。
憲法改正されれば、軍事同盟国のアメリカが中東で戦争を開始すれば、アメリカの要請で直ちに参戦する。その大義名分は、フォルムズ海峡やアジアのシーレーンが閉鎖されれば、石油資源がストップし、日本と日本人に危機的損害が生じるからとある。
そのためには空母艦隊も必要だし、攻撃爆撃機も必要となる。中国を念頭に置けば、軍備増強に際限はなく、行きつく先は核抑止力だろう。
 
個人が国家に求めることは、一に基本的人権を保障されること、二に平和で暮らすことに尽きる。
平和とは何か?辞書によれば、
戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。また、そのさま。「世界の 平和を守る」
心配やもめごとがなく、おだやかなこと。また、そのさま。「 平和な暮らし」とある。
 
だいたいが、櫻井よしこや自民党が主張する<平和を守るために武器を持つ>こと自体が論理矛盾である。まるでアメリカ・ライフル協会である。
日本国憲法のように、<世界に恒久平和をもたらすために、武器所有を日本は永久に放棄する>ことは、実態に存在する自衛隊と矛盾するが、理念に掲げることに誇りを持つべきである。
別に実態とは矛盾したとしても、恒久平和を希求する理念を変える必然性はない。持つべき矜持に自信を抱くことこそ日本の美意識である
変なバアサンの櫻井よしこに<世界一変な国>と云われようとも・・・。
 
安倍晋三の野望の憲法改正を阻止するためには、野党第一党の立憲民主党に議席を与え、自民党の絶対多数を阻止することしか対抗できない。
来る参院選挙は、政権交代が争点ではなく、国民主権と平和を守るために、立憲民主党へ投票してほしい。
国民民主党は、自民党へ鞍替えしたい予備軍だから騙されてはいけない。野党を分断させる隠れ自民党だと私は睨んでいる。もし隠れ自民党でなければ早く立憲民主党に入党することしか選択肢はない。

変なバアサンの話
櫻井よしこを変なおばさんとブログしたら、賛同の反応をいただいた。
よしこは終戦の年に生まれた74歳だから、正確に書くなら、立派な<変なバアサン>と記すべきだった。
 
改めてよしこの変な改憲論を眺めると、2点あって、
⓵日本が国民、国家、国土を自分の力で守る力を持つ「自立」した国になるために、一刻も早く<交戦権を認める>憲法に改正すべし。
 
日本国憲法には、『権利』は19か所、『自由』は6か所も出てくるのに、『責任』や『義務』は3か所ずつしか出てこない。明らかに権利と義務のバランスが崩れている。そのせいで日本人は個人主義になり、バラバラになってしまった。
国民、国家、国土を自分の力で守るためには、徴兵制の義務を課し、兵役で鍛えた頑丈な肉体を持った日本人を取り戻すべし。
ということだろうか。
 
この戦争好きな<変なバアサン>は、武力を持てば国は守れるとでも思い込んでいるようだ。
これこそがこのバアサンの変な発想の根源で、それは歪んだ歴史認識と、時代錯誤に起因している。
 
では戦前の日本があれほど強大な武力を持ちながら、なぜ国を滅亡させてしまったのか?武力では、国も国民も救えなかったのだ。
翻って顧みると戦後74年間は、日本だけは平和な時代だった。
それは米国からの参戦要求があっても、日本は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争にも巻き込まれず、戦争も徴兵もなく平和な時代を過すことができた。そのおかげで、ベトナムは台湾と並ぶ親日国家である。

この<戦争放棄>の日本国憲法が盾となり、参戦を拒む大義名分となったからである。つまり<不戦>の日本国憲法が、国と国民を守ってきたのが現代の歴史的事実である。
その日本国憲法を桜井よしこは、<世界で一番ヘンな憲法>だとこき下ろすのだ。
 
櫻井よしこら右翼もどき連中は、戦前を批判すれば自虐史観だと居丈高になり、慰安婦問題、徴用工問題を捏造だと正当化させ、戦前を美化する。
私は、今はつべこべ言わず、素直に反省と謝罪を行い、過去を水に流し、未来志向に切り替えてもらうしかないと思っている。時の過ぎゆくままに、時間が解決する問題だ。
 
だが櫻井よしこは、260万人を超える犠牲者を出した上に、屈辱的な無条件降伏を飲まされた敗戦の原因が、歯止めの利かなくなった武力を持った軍部にあったと、過去を批判することはない。
批判どころか、戦争に導いた東条英機らA級戦犯を合祀する靖国神社を、英霊として首相以下国民はすべて参拝すべきだと主張するのだ。
なおA級戦犯で処刑された広田弘毅の遺族は、英霊と祀られる理由がないと合祀を拒絶している。昭和天皇も現天皇陛下もÅ級戦犯合祀以来、靖国神社参拝も玉串奉典も行っていない。
天皇は靖国神社に英霊は眠っていないとご存じだから参拝されないのだ。
戦前の日本は、天皇を神格化し、神道を国教に据えて政治利用してきた。その象徴が靖国神社であり、天皇のために死して英霊となり、靖国に戻るという虚構の神話を政治権力がデッチ上げた。
今でもこのバカげた現代神話を崇拝する櫻井よしこは、権力の手先となった変なバアサンと呼ぶしかない変わり者である。

平成の在位30年を振り返り、日本列島と世界各地の戦争犠牲者の慰霊の旅を終えた天皇陛下は、<平成が戦争のない時代で終わったのが何よりうれしい。>と述べられた。
 
もはやロシアのように、敗戦のドサクサに紛れて、武力をもって他国の領土を略奪する時代ではなくなった。北方4島は、侵略戦争で略奪された日本固有の領土だ。ロシアが返すのは当然で、それまで和平など出来るはずもない。
 
これからの時代は、日本国民・日本・国土を守る正義の御旗は武力ではない。武力で北方4島は取り戻せない。粘り強い平和外交交渉と国際世論を味方につけることだ。
「平和と不戦」国家の宣言こそが、いかなる国からも国土・国民を侵略から護る正義の御旗である。
櫻井よしこを軍師と仰ぐ安倍晋三と自民党。
日本会議による時代錯誤の歴史史観に惑わされず、国民主権・立憲主義を守ることを猪年のスタートにしたいものだ。
私は72歳、イノシシ年のジイサンも猪突猛進。立憲民主党応援で頑張ります。

<櫻井よしこ>という変なおばさん
<櫻井よしこ>は、私と同姓だが、無関係である。それどころか、あの鼻からでる話っぷりは、ムシズが走るほど生理的な嫌悪感を抱く。
感情を排して言えば、私と思想信条が合わないということだ。


しゃべり出したら止まらない金 慶珠(キム・キョンジュ)という韓国擁護の女性がいるが、櫻井よしこの発言にも同様な不快感がこみ上げて来る。
この二人の共通点は、厚化粧もさることながら、過去の歴史を自分の都合に合わせ、ネジ曲げて理論武装の道具に使うことである。無理やり理屈をこじつける言葉に、牽強付会(けん きょうふかい)という難語があるが、自己の論理を正当化させようと、知ったかぶりの知識を振りかざし、まくしたてる様は、あきれ返って言葉も出ない。
面白いことに、この二人には天敵がいる。
金 慶珠には、青山繁晴。櫻井よしこには、小林よしのりと小林節がいる。共演すれば蛇とマングースの戦いになるので金も櫻井も、天敵との共演を拒否していると伝えられる。
 
前置きはこのくらいにして、本論に入りたい。
櫻井よしこの間違った改憲論についてである。
よしこは、安倍晋三の改憲論を支持し、こう主張する。
日本国憲法は、国の交戦権さえ認めない恐らく世界でたったひとつの変な憲法です。
 日本が国民、国家、国土を自分の力で守る力を持つ「自立」した国になるために、一刻も早く憲法を改正する必要があります。
 憲法改正には衆参両院で3分の2以上、さらに国民投票で過半数の賛成を得る必要があります。与党が3分の2を大幅に上回っている衆議院はともかくとして、参議院では自民党が126、公明党が25、日本維新の会が11議席で合計しても162。ぎりぎり3分の2に達するという薄氷を踏むような状況です。
 今年7月には参議院選挙があり、改正に賛成する議員で3分の2を確保できる保証はありません。現実的に考えれば、今が憲法改正の最後のチャンスなのです。>
 
そもそも論だが、現行の日本国憲法は、<世界でたったひとつの変な憲法>だろうか?
よしこの主張は、戦争放棄はナンセンス。国を守るための交戦権は当たり前だから9条を廃止すべしというものだ。その上で武力を強化し、徴兵制を復活させ、愛国心高揚のために国民は挙って靖国神社を参拝すべしというものだ。
武力をもって他国を征服し、領土化するという帝国主義の時代なら、よしこ様の意見も御無理ごもっともで説得力があるだろう。しかし21世紀の世界で、武力をもって国を守るという発想そのものが陳腐で時代錯誤だと認識すべきである。
 
いくら中国が覇権国家主義で膨張したとしても、現存する東南アジア諸国を武力で統合できるだろうか?
中国と国境を接するタイ・ベトナム・ミヤンマー・モンゴル・ブータン・ネパール・。インドなどで、武力で対抗できるとすればインドくらいである。いくら武力を強化してもインド以外は中国に対抗できないが、領土を中国に侵されることもないだろう。それは国際社会が許さないからだ。ましてや総合軍事力世界第8位の日本を、中国が武力で制圧すると考える方の頭を疑いたい。
自衛隊と称する日本の武力は、
日本の人口 : 126451398万人に対し、兵員数31457人、航空戦力 : 1508機、戦闘機 : 290機、戦車 : 679台、主要艦艇 : 131、軍事予算 : 440億ドルである。これは立派な軍隊で、自国防衛には十分すぎる規模と云える。
これに加えて、日米安保条約の下で、横須賀に第7艦隊総司令部、横田には第5空軍司令部、厚木に第5空母航空指令部、他にも三沢基地、岩国基地、沖縄基地など対中・対ロシアに備えた世界最強部隊が控えている。グアムからも応援部隊が移動できる体制にある。現状で中国は、日本に手も足も出ないのだ。
確かに、米軍がこれほど駐留する国家は、自立した国家とはいいがたい。ならば、安倍晋三も櫻井よしこも、<米軍出ていけ!!!、日本は日本人で守る>と声高に叫ぶなら改憲論との整合性も取れる。
しかし、情けないことに沖縄県民の総意も守れず、アメリカとまともな交渉もできないくせに、偉そうに自立した日本などとよく言えたものだ。
日本が建前上は、<戦争・武力放棄>の憲法を保持していても、現実的には、徴兵制がなくとも極東最大の武力保有国なのは、自他ともに認めるところだ。改憲せねばならぬ、緊急性も必要性もない。
 こうした実態を踏まえると、<戦争放棄>という人類至高の目的を掲げる日本国憲法を<世界一変な憲法>だと決めつける櫻井よしこは、戦争好きで、厚化粧した変なおばさんとしか私には思えない。
<戦争放棄>の意思を旗印に掲げる国家が変だ、という安倍晋三と熱烈支持者の櫻井よしこ。私には理解不能である。
歴史に逆行し、明治の日本を殊更に賞揚し懐古する日本会議と自民党。国家機関でもない一宗教法人の靖国神社に参拝を強要する櫻井よしこ。この変なおばさんはいい加減にマスコミに出ないで欲しいものだ。
こんな時代錯誤の連中に権力を委ねている日本人。平成の次の時代を任せていいだろうか?
私は立憲民主党に期待したい。

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