8月20日土曜日。
開店から2年で10回目となる音の闇市を待つように、外気温は24度。猛暑から解放され、音楽を聴く秋を感じさせる涼しい風が吹き出しくれました。
1回目から欠かさず参加いただく、TOPSの渡辺さん。親子でJAZZを楽しまれる玉木さん。大病を克服され以前にもましてお元気になった田中さん。などなど、コアメンバーに支えられた10回目も、JAZZを肴にワイワイと痛飲・鯨飲・激喰の内にあっと云う間の3時間半でした。
今回は、腹を満たすまで最初の40分ほどは、ELLA & PAUL SMITH TRIOの1983年10月17日に行われた代々木国立競技場のライブ盤(LD)を鑑賞。
特に、この中のハイライトは,JATPが加わる最後の場面。メンバーはギターJOE PASS。ピアノOSCAR PETERSON。ベースNIELS。ドラムLOUIS BELLSON。トランペットCLARK TERRY、HARRY EDISON。テナーサックスEDDIE DAVIS、ZOOT SIMS。トロンボーンAL GREY、それにJJ JOHNSONです。ELLAお得意のスキャットに乗って、軽快に豪華メンバーのソロが延々と続き、円熟したジャズ黄金期をまずは堪能。
LDは、DVDと比べて音が圧縮されていないので、アナログ的な柔らかさを感じます。それをRCA LC-1で試聴。レーザーディスクとアンプの間には、ウエスタンのトランスを挟んで更にアナログっぽく音をチューニングしています。
持ち込みの皮きりは、RAMSEY LEWIS TRIO のドラマーRED HOLTのリーダー盤“LOOK OUT”。 炸裂するドラム音でアルテック・バレンシアの音鳴らし。音キチにはたまらない重低音です。
アンプはマランツ7に8b。カートリッジはオルトフォンSPUゴールドでした。そのあとは硬軟ない混ぜ、解説付きであっという間に時間が経ちました。
気の置けない音楽仲間と過ごす時間は楽しいものです。遠路お越しいただきありがとうございました。次回は10月上旬くらいを予定しています。